全国の「神宮」まとめ|格式の高い社号の神社

有名な神社のなかに、「○○神宮」という名前になっているものがあります。

きっと格式が高いのだろうという想像はできますが、実際にどのような神社なのでしょうか。今回は神宮について解説していきます。

神宮とは

「神宮」という社号は、皇室の祖先神や歴代天皇など、皇室と特に深いゆかりのある神社にのみ許された称号。

神社本庁によると、社号の格式という観点では最高位に位置します。

神宮という名前の神社

なお、「神宮」といえば本来は伊勢神宮の正式名称です。伊勢神宮は正式には「神宮」とだけ呼ばれ、他の神宮とは別格の存在とされています。「伊勢神宮」は通称です。

神宮という名称のため、この場合は社号ではありません。

現在、全国に神宮の社号を持つ神社は24社あります。この記事では古くから神宮と呼ばれてきた神社と、明治以降に神宮という社号を称するようになった神社に分けてまとめていきます。

「神宮」という社号の歴史

平安時代に成立した『延喜式神名帳』において、神宮と表記されていたのは伊勢神宮(内宮)・鹿島神宮・香取神宮の3社のみでした。

明治以降、皇室の祖先神や歴代天皇を祭神とする神社が勅許(天皇の許可)を得て社号を「神宮」に改称するようになりました。戦後は国家管理が廃止され、神社本庁の承認のもとでさらに数社が改称しています。

皇室の祖先神を祭神とする神宮

神社名 所在地 主な祭神
伊勢神宮(正式名:神宮) 三重県伊勢市 天照大神・豊受大神
伊弉諾神宮 兵庫県淡路市 伊弉諾尊・伊弉冉尊
霧島神宮 鹿児島県霧島市 瓊瓊杵尊
鹿児島神宮 鹿児島県霧島市 天津日高彦穂々出見尊
鵜戸神宮 宮崎県日南市 日子波瀲武鸕鶿葺不合尊
英彦山神宮 福岡県田川郡添田町 天忍穂耳尊

歴代の天皇を祭神とする神宮

神社名 所在地 祭神
橿原神宮 奈良県橿原市 神武天皇
宮崎神宮 宮崎県宮崎市 神武天皇
氣比神宮 福井県敦賀市 伊奢沙別命・仲哀天皇
宇佐神宮 大分県宇佐市 応神天皇・神功皇后
近江神宮 滋賀県大津市 天智天皇
白峯神宮 京都府京都市 崇徳天皇・淳仁天皇
平安神宮 京都府京都市 桓武天皇・孝明天皇
赤間神宮 山口県下関市 安徳天皇
水無瀬神宮 大阪府三島郡島本町 後鳥羽天皇・土御門天皇・順徳天皇
吉野神宮 奈良県吉野郡吉野町 後醍醐天皇
北海道神宮 北海道札幌市 明治天皇
明治神宮 東京都渋谷区 明治天皇

 

皇室にゆかりの深い神社

神社名 所在地 主な祭神
熱田神宮 愛知県名古屋市 熱田大神
石上神宮 奈良県天理市 布都御魂大神
國懸神宮 和歌山県和歌山市 國懸大神
日前神宮 和歌山県和歌山市 日前大神
鹿島神宮 茨城県鹿嶋市 武甕槌大神
香取神宮 千葉県香取市 経津主大神

※日前神宮と國懸神宮は同じ境内に鎮座する2社で、合わせて「日前宮にちぜんぐう」とも呼ばれます。

まとめ

「神宮」という社号は、日本の神社の中でも皇室と深くつながりを持つ特別な称号。

古くは伊勢・鹿島・香取の3社のみが名乗っていたものが、明治以降に皇室ゆかりの神社へと広がり、現在の24社になりました。

参拝の前に祭神や歴史を少し調べてみると、境内に立ったときの感じ方がきっと変わってきます。

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