穏やかに過ごしたいというのは、ある程度心を整え始めている方ならきっと気づいている想いでしょう。ゆったりと平常心を保つことで、見ているものや聴いているものを楽しむことができます。
とはいっても、これまでの経験によってつい怒ってしまう場面が残っているかもしれません。今回は、当たり前になっているかもしれない、日常にある小さな怒りの例をお伝えします。
紹介するような小さな怒りを丁寧に生活から排除してあげます。すると、その分だけ穏やかで幸せな暮らしに近づくのです。小さな怒りだけに、対処もとても簡単。ぜひ、この機会にご自身の心の傾向を今日も見つけていきましょう。
穏やかでも怒ってしまいがちなこと
日頃生活する中で、よくあること怒りの場面は以下になります。当たり前のようにしていたことも、感情を観察してみると怒りだったりするので注意が必要なのです。
勝ち負けのある事で負けた時の怒り
どっちが勝った、負けたという所属を二つに分離するとき人の感情は大きく動きます。
何か勝負事をするときには、楽しむ気持ち以上のものが生まれないかをよく観察する必要があります。
ゲームをしている時の怒り
ゲームをしていて思ったように勝つことができない。想像していた結果と違うなど勝負事は思い通りにいかないからこそ面白いものです。
娯楽として刺激はありますが、友達が思い通りにプレーしてくれないとか、自分の操作が上手くないからイライラするなどの感情は取り除きましょう。
もし毎回激しい怒りが生まれているのであれば、そのゲームはあなたには相性がよくないと他のものにする方が精神的な観点では良いことが多いです。
スポーツをしている時の怒り
スポーツを自分でしている時も、なかなか思い通りにできないと怒りが生まれます。
ゲーム同様に勝負事や結果がわかりやすいために、期待通りにならないことでストレスを感じていないか注意する必要があるでしょう。
スポーツ観戦をしている時の怒り
スポーツ観戦も自分の応援する選手やチームが劣勢であるときにイライラする可能性が高いです。
選手の鍛えられた技を見て感動するのはとても良い一方で、その内容について怒りが湧かないように気を付けましょう。
ギャンブルでの怒り
ギャンブルはいろいろある勝負事の中でも特に感情のアップダウンが激しいのが特徴です。
勝負事であるというのは、スポーツやゲームと同様なのですが、最初に対価として自分に不利益が発生する可能性をストレスとして与えてからスタートする点が異なります。先に痛みの発生があるために、勝ちと思う結果が得られた時の開放感もプラスされるのです。
そのため、負けた時には何かのせいにしたくなるほどに怒りが生まれるのです。心を整える意味で悪い事しかないので、現在ハマっている方はただの娯楽ではないということを認識して離れる必要があります。
他人との関係での怒り
日常にあるストレスの代表である人間関係の問題。他人との関係で生まれる怒りもあります。
ここで穏やかであるには、自分の中にある「正しい」という思いを他人に押し付けようとしないということです。
運転中の怒り
運転中は気持ちが自然と気持ちが大きくなる傾向があるそう。割り込みや渋滞、危険運転など、イライラしやすい状況が生まれるのですが、「まぁまぁ、仕方ない」と自分の気分が害されないようによく感情の動きを把握するようにしましょう。
他人のだらしなさ、怠惰への怒り
正義感が強いタイプの人は、他人の行動が自分の理想と異なる時にストレスを感じます。
ここでも自分と他人は生きてきた環境も違うし、性格も違うと思って干渉しないようにするのが一番です。実際に不利益が発生しているという場合には、「では、何ができるだろう」と怒りではなく発想を生み出す方へ注力した方が上手くいきます。
物に対する怒り
自分の思ったように使えない道具。よくテニスの選手がラケットを壊すシーンにフォーカスされますが、このことを示す良い例です。
勝負事という環境にあってストレスが多い中、うまくできないものを道具のせいにしたくなるのですね。
物に対して怒りが出た場合には、元々の理想状態が高く見積もられ過ぎているのかもしれません。
システム問題
角に足をぶつけたとき、つまづいて持っていたお皿を落として割ってしまった。など物に自分が引っかかることによって、思わしくない事が起こったときに感じます。
その状況を作り出してしまった大元の原因に対処すれば改善されるのがこのタイプです。
物がなくなることへの怒り
いつも探し物が見つからない、大切なものをなくしてしまうという場面。私も実は多いです。
家を出るタイミングなのにいつもの場所になぜか鍵がないとか。ストレスを感じますよね。
このような時には、タイミングの微調整が起こり、他の良くないことが回避できていると思い込むと気分が良くなります。
世の中への怒り
テレビや新聞で報道される、暗いニュースのせいで自分にはさほど影響がないのに良くない世の中になっているような気分になっていないでしょうか。
世の中にただ怒っても何も変わりませんし、もし行動に移せない感情だとしたら手放しして穏やかにあった方が、幾分か幸せになります。
自分の力では変えられないものへの怒り
世の中の構造的なものを、明らかに時間がかかるものに対して思い出すたびにイライラすることはないでしょうか。
政治の問題、国の問題、あとは交通の便が悪いとかインフラの問題など、すでに一生懸命に対応されている最中ですので安心して待ちましょう。
税金・支払いへの怒り
お金のお支払いについてストレスを感じる方もいると思います。
安価を売りにしているお店程クレームが多い傾向がありますが、これはお金を出したくないと感じながら商品を受け取っているので、気に入らないとお店に文句を言うということでストレスを発散しているのです。
お金を渡すことで商品を受け取り、さらにお店の方の生活を支えてあげられていると感じられるようになることです。全体を見れるようになると、少しずつお金回りも良くなっていくでしょう。
まとめ
今回は日常に起こっているストレスを感じやすい部分について系統別にお伝えしました。
怒りというのはあなたの中にある思い込みによるものだと気づいてください。心の底にある正義感、道徳感、倫理感は結局はストレスという形で自分を傷つけることになるのです。
目をつぶる、避ける、諦める。今までストレスを感じていたそれらは、そのままの状態で受け流すような心持ちが大切です。