自我(エゴ)を小さくするためには水を飲め

不安や後悔をなくして、自然体で生活したい。誰しもが幸福感を感じながら暮らしたいと願うことでしょう。

人間そのままにしていると、「これが起こったらどうしよう」「ああすればよかった」と頭の中に考えが浮かんでくるものです。

これは、自我(エゴイズム)とよばれる、人間に備わっている機能によるもの。元々は生存を助けたり、考えることで危険を回避するためのものなのでしょうが、現代においてはそれが肥大化しすぎて何をしても不幸感や罪悪感を感じるようなことになってしまっているのです。

実際に大きすぎる自我を感じている方も多いと思いますが、ちょっとした習慣を取り入れることで案外簡単に小さくする事が可能なことがわかりました。

自我を小さくする最も簡単な方法

これは実体験によるものなので、あくまで私の感覚のお話です。

私は大学院を出た後、研究者として働くほどに長く学問の中にいました。高校受験の頃にはすでに本格的に勉強をしていたこともあって、20年近く論理的思考力を鍛えていたことになります。

このように、思考力を使っていると何を行うにしても、それが学術的なことであれ生活であっても行動の先に起こりそうなことを予測しながらいることになります。

先に起こることを予想し、得られた結果が求めるレベルになければ反省する。

当時はこのように行動していましたし、考え方が身体の芯まで浸透していたのです。

 

その思考パターンが出来上がっていたこともあって、7年前の私は自我が今よりも大きかったと自覚しています。ここからは心の仕組みを学んだりして、徐々に自我が小さくなるのですが、最後の一押しで効果があった方法があるのです。

それが「水を飲む」こと。

 

お水を積極的に飲むことで、考え方が穏やかになり最終的に怒り・罪悪感・不安などの自我からくる落ちた気分がなくなっていきました。

普段からお水を飲んでいる人はそのままでOK

お水を積極的に飲むようになったとはいっても、本当に私はお水を飲まない人でした。

どれくらいかというと、研究員時代は1日に200mLくらいの缶コーヒーを2缶飲むくらいの量。このせいもあって、一日にトイレに行くのは1回というくらいの生活だったのです。

今考えてみると、当時は極端に思考力を必要としていたために、お水を飲めない身体だったのかもと感じます。これは現実が先か心が先かの様な話。必要性があってお水を飲まずにいたとも取れます。

 

ただ、よりクリエイティブに幸福度を上げた人生にしたいと考えると、自我を減らしていくことが大切になってきます。

一日に最低でも500mLのお水を飲むようにするといいでしょう。

その時に注意しなければならないのは、サイダーやコーヒーといった甘みの入ったものを選ばないこと。もちろんノンシュガーの甘味料が使われているものも避けましょう。お茶かお水を飲むことを習慣付けてください。

早ければ3日で自分の感じ方に変化が出てくるのを感じられるはずです。

ブッダも実は水を得て悟りを開いている

お水を飲むと、自我が小さくなるというのは実はお釈迦さまが悟りを開くエピソードにも同様のことが書かれています。

それが、有名なスジャータの話です。

お釈迦さまは、悟りを得るために生死の境を行き来する程の厳しい修行を行っていました。ですが、この方法では悟りを得ることは出来ないと気付いたお釈迦さまは苦しい修行を終えて山を下りることになります。

この時点で厳しすぎる修行のため衰弱がひどく、河のほとりで動けなくなってしまいました。

すると近くの村に住んでいたスジャータという娘がお釈迦さまに乳粥を渡します。この乳粥の施しによって、心身ともに回復する事ができました。この直後お釈迦さまは、菩提樹の下で坐禅を組み瞑想を続け、ついに悟りを開きました。

このような話。

すでにお気づきかもしれませんが、ここでの乳粥、そして河のほとりであったことからお釈迦さまはしっかりと新鮮なお水を補給したということがわかります。

そして悟り、大まかに言うと自我の変容に成功したということになります。

古代からの言い伝えからの想像ですが、私が感じている水の重要性と一致する部分があるような気がしています。後一歩心の状態が整いきらないという方はぜひ『積極的にお水を飲む』という習慣を取り入れてほしいと思います。

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