日々過ごしているけれど、なんとなく幸福感が感じられない。かつての私もこのような時期がありました。
成功している方の自己啓発本や哲学書、宗教の勉強など、さまざまなところから情報を得て模索していることと思います。
実はこの段階はあと少しで楽になれるという、惜しいところ。私の経験でこの段階は、ちょっとした考え方の変更で一気に世界が変わるのです。
今回は、心の修行を上手くすすめるための、ちょっとしたコツをお伝えします。
最初のステップは「正しいを捨てる」こと
多くの方が陥いりやすい状態、それは正解を求めているというものです。
これをやるのはいいこと、これはダメなど一つの事を考えて動き始める前にどうしても正解が選びたくなってしまうのもこの思考の罠にはまっている証拠。
正しいを常に求めていると、色々なセミナーに行ってはうまくいかないと、その方法を疑います。そして、むしろ以前よりも悩みが増えてしまうという結果になっている方も多いでしょう。
どれが正解なのか、絶対に間違ってはいけないという考え方を少しずつ取り除くことで、素直さが出てきて急に心の修行が大きく進むことがあるのです。
正しいが好物の方の特徴
どうしても正解を選びたくなるのは、環境によるところも大きいのかもしれません。ただ、自分で正しいを選んでいるか無自覚の方は、以下の言い方で自分に当てはまる場合には注意しても良いかもしれません。
- 正義感が強い
- 学歴重視
- 長男・長女
- 親が厳しかった
- 白黒はっきりさせないと気がすまない
他にもあるかもしれませんが、上の方は一度考え方について見直してみると良いです。
ちょっと私の話
かくいう私も、田舎の長男として生まれ、子供の頃から賢いと言われ育ちます。進学校に通い、大学院まで勉強していわゆる大企業で研究者として働いていました。
結果を正確に読み取って、結論を導くという仕事についていたということもあって、曲がったことを認められない性格が出来上がっていたのです。
うまく行っているようだけど、この考え方では幸せにはなれないよなと大きな違和感を感じるようになりました。ここから私の心の修行はスタートしたのでした。
この考え方で合ってる?
新しい知識を得て、さあ実践となったときに頭に流れていませんか?
「これで合ってる?」
例えば師匠やメンターと呼ばれる人の教えを受けている時などで起こりやすいです。自分の感覚よりも先生に、自分の考え方が間違っていないか聞きたくなる感覚です。
心のことを学びたいと思うのであれば、正しいかどうかを気にしている時にはなかなか上手く進めないものなのです。
どんな先生でも、答えは「それでいいよ」となりますし、まずは自分の直感をもっと信じてあげて良いです。
このまま行こうと失敗を善しとして進んでください。
一人で本などを使って心の勉強を始めている方なら、ちょっとダマされても、つまづいても、元に戻ってやり直せばいいのです。