大年神(おおとしのかみ)ってどんな神様?
大年神は大国主神の国土運営を助けた穀物の神様です。
父神は須佐之男命、母神は大山津見神の娘である大市比売になります。神様の名前のトシとは穀物という意味で、特に稲のことを表している。須佐之男命から続いている農耕神の系譜になるため、兄弟神して穀物の神様である宇迦御魂神がいる。
大年神は日本各地で「大歳さま」「年神さま」などと呼ばれて祀られています。
正月に迎える歳神様と同一の神とされ、恵方神とも呼ばれることがあります。歳の変わりめに来てくださり、豊作を約束して家の安泰や反映を見守ってくれる神様です。
大年神の神話や伝説など
大年神は農民たちに牛肉を食べさせた大地主神に怒り、イナゴを田に放ってかれさせてしまいまったそう。大地主神は神意を尋ね、白いイノシシ、白い馬、白い鶏を献上して謝罪をしたそう。大年神はその謝罪を受け入れ、イナゴを除去する方法を教えたそう。
この伝承は「古語拾遺」という伝記に書かれているが、記念祭に大年神をまつる由来となっている。祭祀には白猪、白馬、白鶏が捧げられます。
ご利益
農業・漁業・商業の守護神・商売繁盛・家内安全
祀られている神社
飛騨水無神社(岐阜県高山市)
葛城御歳神社(奈良県御所市)
下谷神社(東京都台東区)