最近よく感じることなのですが、
「皆が言っているから正しい」
と思っている方がとても多いようです。でも、これは違うよなといろいろな場面で思うのです。
親から習った「みんなと一緒が正しい」
かく言う私も、両親は割りと世間からどう思われるかを気にするタイプだったため、常識や平均的な考え方からはずれないように厳しく言われてきました。
幼い頃はなぜだろうと不思議に思っていたけれど、小学生、中学生と成長するにつれてその方が良いのかなと感じるようになっていったと記憶しています。
大学受験の頃には、大きな夢など無く、ただ親が喜びそうな大学へ進学。進学先も高校の時にちょっと点数が良く取れて興味のあるジャンルの学部にいくという選び方でした。
文字にしてみてもかなり普通。
自分の選んだ道だったのでそこで精一杯やってきました。ただ、そんな私も時間の経過と経験のおかげで気付くことがありました。先人の言うことが正しいという考え方は変であると。
みんなと同じは安心ではあるよね
周りの考え、常識や学校で習っているような考え方をしているのは、安心感は感じます。
間違ってもみんな一緒に間違うから、痛み分けができますものね。自分だけが嫌な思いをするのは怖いので、大人たちがこのように教えるのは優しさなのかもしれません。
でも、結局自分で判断することができなくなるので、いざという時の決断ができなかったりします。また、あの時「あっちが良いと思ったのに」という後悔も尽きません。自分で決断したという部分が欠落しているので、常に誰かのせいにしたくなってしまうのです。
やっぱりみんなが正しいと思うかい?
とはいっても、テレビに出ているような学者さんほど専門的に勉強してないし、学校でも別に頭がいい方ではなかったから。相談に来る方がよく陥っている考え方です。
何十年も前の算数や国語の点数など気にする必要はないですよ。
経験を積んだあなたが感じたことが本当は正しいのです。
「あれ、これ変じゃないかな」
と違和感を感じたのなら、その直感を信じてください。そしてその事柄について自分なりに調べてみたら良いのです。本屋さんへ行くも良いですし、詳しい人に相談してみるのも良いでしょう。
みんなも正しい判断できていないことってさ
色々な見方があると思うけれど、常識がすべて間違いということがあるというのは手品を見ている観客の姿を想像するとよく理解できると思います。
手品ってマジシャンが何らかの視線誘導やトリックを使って、誤った認識をさせる技術です。
その観客は、正しく物事をとらえられているでしょうか。
マジックについて知識の無い観客であれば、その多くの方がマジシャンの見せたい様子を「正解」と認識することでしょう。
世の中がトリックですべて騙しの世界とは思いませんが、受け継がれてきている伝統や常識によって正しくものを見ることができていない可能性は考えておくと良いでしょう。
変わり者くらいの方がちょうどいいかもよ
新しい考え方を発見した時、その人は「たった一人」からスタートします。
世の中の天才学者もそうでした。ニュートン、ガリレオ、アインシュタイン、エジソンなどすべての研究者や発明者は最初は同じ考え方をした人はいませんでした。
これらの学者さんたちの時代にも、教科書はあったのです。この教えてもらうための本にすら、違うのではないかと感じる気付きが大切だということがわかります。
少しだけ勇気を出して、変わり者であることに自信を持ちましょう。
その方が、後悔もなくなりますし、唯一という存在「自分」に自信が持てるようになるはずです。