先日、フランス人は10着しか服を持たないという本を読みました。この本は、妻が憧れているライフスタイルのようで、非常に勉強になりました。
この本の中で筆者が主張していることは、「シンプルでスタイリッシュな生活」を実現するための考え方が豊かさに影響するということ。
今回はこのようなフランス人的な考え方と、私たち日本人の幸福に対する考え方の違いについてみていきましょう。
フランス人と日本人の幸福の違い
フランス人と日本人はやはり、文化的、社会的価値感などさまざまな影響を受けて考え方には違いがあります。
以下がわかりやすい違いです。この違いが幸福に対する考え方の違いになっていると考えられますね。詳しく確認していきましょう。
働き方と労働時間の違い
フランスでは、週35時間の労働時間が法律で定められています。一方で、法定休暇も多いため、バカンスなどお休みの時間を大切にする傾向があります。
一方で、日本では長時間労働が一般的となっています。多く働くほど真面目で高評価となるような、慣習もあります。さらに休日出勤も多く、非常にストレスがたまりやすい働き方をしています。
社会的関係
フランス人は社交的な性格が特徴。家族や友人過ごす時間をとても大切にしています。
現代の日本人はというと、家族だけでなく職場、あるいは住む町の人々の人間関係も大切にされます。個人的な交流だけでなく、集団の中で皆が調和できること重視する傾向があります。
日本人は皆と同じであることに幸福感を感じやすいとも言えますね。
食文化
フランス人は食に対して熱心。シンプルながら、洗練された食材やワインとの味の調和を楽しみます。日本人はというと、フランス人同様に食のレベルは高いとされます。
日本ならではのものとなると、季節を感じられるものが好きというのが特徴ですね。最近ではコンビニなど手軽に食べられる食品も人気がありますが、やはり根底には美味しい旬の食材を楽しむ風土があるように思います。
経済的な違い
フランスは世界の中でも高福祉国家とされ、国民全体が豊かであるとされています。
日本は島国ということもあって、人口が集中しやすいのです。そのため人口密度が高くなり、物価が高くなる傾向にあります。都会ほど、生活費の面でストレスがたまりやすく、便利さと幸福感の逆進性を感じている人も多いです。
まとめ
今回はフランス人と日本人の幸福に対して影響する要素とその違いについてお伝えしました。
やはり生きるということを考えた時に重要になる、衣食住と人間関係が大きく影響していそうだとわかりました。
一般に幸せに暮らしている国について知ってみると、私たちが目指さなければならない暮らしが見えてきます。気になる国があれば調べてみましょう。