【幸福論】一石二鳥は狙うものではなくて気付くもの

私が子供の頃、自分より年下の少年と遊んでいました。当時4年生位の私に対して、その男の子は3歳位。自分の三輪車に乗っていたのでそれくらいかなと思います。

その子がとても面白く、会うたびに「一石二鳥の鈴木です。」と名乗りを上げていたのです。

賢い単語を知っているのだなと思って聞いていましたが、このことわざって実はとても深いのです。

一石二鳥(いっせきにちょう)の意味は?

辞書などを調べてみると、一石二鳥の意味は以下のようになります。

一つのことをして、二つの利益を得るたとえ。一つの行為や苦労で、二つの目的を同時に果たすたとえ。一つの石を投げて、二羽の鳥を同時に捕らえる意から。

普段の生活に当てはめて考えてみると、1個やったらいくつかの利益が出るように動きましょうという意味合いで使っている方が多いのではないでしょうか。

現代の効率化が重要視されている世界においては、お仕事などには常に多くの利益を出すことが求められます。一つの行動でいくつかの答えが得られるように計画したり。

どこかへ出かけることをとってみても、あのお店も一緒に行っておこうのようにしたりするのが普通になっていますよね。

ですが、一石二鳥は計画段階よりも、行動をしたあとの振り返りで使ったほうが幸福度や満足度はアップするのです。

幸せな一石二鳥の考え方とは

幸福度を上げるための一石二鳥の考え方とは、

同じ出来事に対してどれだけの利益が得られたのか

を認識することにあります。何かを行ったときに、得られたことから受け取ったものを多く感じるということが大切なのです。

例えば、新しい職業に就くために資格を取ったとします。目的が資格を取得するところに注目しているということで、「資格取得」が最低限のひとつ目の鳥ということになるでしょう。

この他に得られたものを数えるのです。その勉強をしている時に出会った人、参考書を購入した時に立ち読みした好みの雑誌かもしれません。あるいは、勉強で得た集中力かも。

目に見えるもの以外にも、達成感もあったでしょうし、こういうものを全て感じきることが大切なのです。

一石十鳥でも一石百鳥でもいいのよ

効率など考えずに、鳥の数をできるだけ多く増やせばいいのです。

この考え方が身に付くと、たとえ達成目標であった結果が得られなくても受け取るものはポジティブなものになります。

その結果はあなたにとって良いものにしかなりえないので、安心して失敗して大丈夫です。失敗についてきたたくさんのメリットや豊かさを感じ取れるようになった時、人生は大きく開けるものです。

 

 

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