伊邪那岐命(イザナキノミコト)は伊邪那美命(イザナミノミコト)の夫となる神で、神代七代の最後の夫婦神として誕生した神です。この2柱の神は日本列島を生み出した神として、また天照大御神や建速須佐之男命の父親としても有名。現在日本に暮らすものとして知っておきたい世界創造の神様になります。
国を生む以外にも主要な神々を生み出した神
伊邪那岐命と伊邪那美命は大八島(淡路,伊予 (四国) ,隠岐,筑紫 (九州) ,壱岐,対馬,佐渡,大倭豊秋津島 (本州))を作った後、多くの神を生み出した。まずは自然に関係する海、陸、山、天候に関する神。そして穀物、家などの生活に密接した神々を生み出していきます。
何も無かったただの土地に現在の生活の礎となる必要なものを作ってくださった創生の神になります。
出典:http://mythology.wikia.com/wiki/Izanagi
また、伊邪那岐命は火の神を生んで死んでしまった伊邪那美命を追って死の世界とされる黄泉の国へ行くものの、途中伊邪那美命との約束を守れずに妻の怒りをかい、黄泉の国から逃げ帰るということをしている。この際に禊ぎ祓えによってさらに伊邪那岐命から神々を生む。このときの代表的な神様が天照大御神、月読命、建速須佐之男命の三貴子である。
伊邪那岐命と伊邪那美命の2柱で生んだ神の代表的なもの
水蛭子(ヒルコ)
大事忍男神(オオコトオシオノカミ)
大綿津見神(オオワタツミノカミ)
速秋津比古神(ハヤアキツヒコノカミ)
速秋津比売神(ハヤアキツヒメノカミ)
志那都比古神(シナツヒコノカミ)
大山津見神(オオヤマツミノカミ)
火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ)
伊邪那岐命のみで生んだ神
天照大御神
月読命
建速須佐之男命
別称
伊耶那岐神・伊邪那岐神(いざなぎのかみ)
伊耶那岐命・伊弉諾尊・伊佐奈枳命・射奈芸命・伊射那伎命・伊佐奈伎命(いざなぎのみこと)
御神格
国生み神・神生みの創造神
ご利益
夫婦円満、縁結び、安産子育て、豊作、豊漁、商売繁盛
祀られている主要神社
伊弉諾神宮(兵庫県淡路市)
多賀大社(滋賀県犬上郡多賀町)
三峯神社(埼玉県秩父市)
筑波山神社(茨城県つくば市)
熊野速玉大社(和歌山県新宮市)
熊野那智大社(和歌山県那智勝浦町)
江田神社(宮崎県宮崎市)