犬を連れての神社参拝したいけれどダメなの?理由が知りたい

神社への参拝が好きで「一緒に住んでいるワンちゃんを連れて行ってあげよう」と思っている方。

ちょっと待って!!

残念ながら多くの神社は犬を連れてのお参りを良いとは思っていません。実際に神社の取りまとめをしている本庁に問い合わせても「ペットを連れての参拝は遠慮していただきたい」との回答がありました。ただし、行く神社に直接問い合わせをして問題なければOKということです。

ペットは家族だし、ウンチなどの処理だってするし、しつけもちゃんとできている。他の人に迷惑をかけるようにほえることもない、大人しくて可愛いワンちゃんですよね。

それでもダメなんです。

誰にも迷惑をかけないと思っているけれど、迷惑に思う相手が目に見えぬものだったらどうでしょう。

犬がダメなのは、神様ではなく眷属神さん

神社には神様の他に神様にお遣えする眷属という存在がいます。龍や狐、狛犬などが有名ですね。実は眷属は動物を穢れの対象と考えており、神域に入ることを非常に嫌がります。飼い主からすると家族同様の可愛いワンちゃんに違いないのですが、眷属にすれば犬であろうが猫でも豚さんでも、全て動物はNG対象になります。

そして、眷属の存在もただ動物が嫌というわけでないというのがポイントで、注意していただきたいところなのです。

無礼なのは犬ではなく、飼い主という判断

犬とお気に入りの神社を一緒にお散歩したいという気持ちがあるでしょうが、一緒に行かせているのは飼い主になります。

神様のお遣えである眷属は犬を連れている飼い主が無礼である

という判断をしてしまいます。穢れと思う存在を、自身のリーダー的存在である御祭神に連れてきているという状態を見ると、「さては、貴様ナメているな」と思われてしまうんです。

私も昔は神社の参拝の手順など詳しくわからず、ペットNGであるかどうかも知らなかったのですが、ある年いつものように家族で初詣にでかけると犬を連れて来ている人を見かけました。そうすると、どうやらその方々の周りだけ、空気が違うんですよね。霊感があるわけでもないのですが「やめとけばいいのに」と感じたのを鮮明に覚えています。あとあと調べるとペットNGと書かれた神社さんでした。

その後、その方々も幸せに暮らしているといいのですが、それは私にはわからないことですからね。

連れて行ってあげたいという優しい飼い主さんへ

ワンちゃんも自分の飼い主が自分と一緒にいるために嫌われてしまうのを嬉しいとは思わないはずです。

また、他の人もやっているから良いでしょと感じてしまう方も他人の動きに同調して我を通すには、神様は大きすぎる存在であると私は感じます。

せっかくご利益があるかもしれない神社に行って、かえって神社に嫌われてしまうようではもったいないです。鳥居の内側がNGなだけですので、神社の神域の外周を一緒に散歩してあふれる清浄な空気をいただくのも良いと思いますよ。

また、最近はペットOKの神社もあります。もしかしたらお気に入りが犬が入ることを大丈夫と言ってくれるかもしれません。だめもとで問い合わせしましょう。

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