「日本にはのぼり坂とくだり坂の数はどちらが多いでしょう?」
こんななぞなぞがあります。
島国である日本は、人の住む場所と山が非常に近いために坂が多い印象があると思います。では、のぼりが多いのか、くだりが多いのか。
日本に多いのは「のぼり」か「くだり」か
この坂の数のなぞなぞ。答えは。
『同じ』
が正解です。その理由は坂道は行きにのぼり坂だったのなら、帰り道はくだり坂ということです。
つまり、あなたが進みたい先が、上った先である場合にはその坂はのぼり坂。逆に下に降りる先に目標がある場合にはくだり坂だと認識されるということ。
そこにはただ2つの高さの間をつなぐ斜めの道があるのみで、それが「のぼり」か「くだり」かを判断するのは自分の認識次第ということになります。
坂の話は人生にも当てはまる
この認識次第で、のぼり坂ともくだり坂とも感じられるというのは、目標へ向かう自分の感じ方へ応用することができます。
山へ登ることを考えて見ましょう。
あなたは山の頂上という目標へ向かって進みたいと決めました。向かうルートはどのように決めても自由です。
真っ直ぐに頂上に向かうと、その斜面は急勾配に感じます。もし、登るのがツラいと感じているのであれば、それは苦しい道のり。多少無理をしているのかもしれません。
ただ、山頂へ向かうルートは一つではないのです。上るときに真っ直ぐではなく、ジグザグする道のりを選んだとします。
坂とは2つの標高をつなぐ道でしかないので、高さが少ししか変わらない方向を向いて進めば、自然となだらかな登り坂に変化するのです。
すると、歩く距離こそ長くなるでしょうが、自分へのストレスは少なくなりますよね。
最終的に目標からの景色をみたいのであれば、急ぎすぎず楽に進める道を選んだほうが、道中も楽しめるし良いことは多いのです。
現代は、時間に追われて道中をストレスフルで進んでいる方が多いです。幸せを願う方であれば、急がずに目標へ向かうプロセスを楽しんだ方が良い。
実際にやってみると、モチベーションの維持や健康のためにも、こちらの方が良い成果があげられるものです。