塩で人生が変わるんですって|塩と禊ぎの神話の深い話

地球には大量のお水があることで、水の星と呼ばれることがあります。

このお水の成分を見てみると、地表にあるお水のほとんどが海水。つまりミネラルたっぷりのお塩がお水に溶けたものということです。

人間の身体を見てみても、水が多く含まれているといいますが実は0.9%が塩分。

乳幼児の水分は80~90%がお水、成人でも60%が水分。計算すると500g近い塩が身体には必要ということになります。

減塩は正しいかは、自分の身体と相談

近年は血圧が高くなったりすることで、心臓に負担があるとか、健康に害が出るということで減塩を心がけている方も多いでしょう。

確かに味の濃い食べ物、しょっぱい食べ物を大量に摂っていては、過剰な塩分となるのは間違いありません。(ミネラル不足も高血圧を誘発する点は是非知っておいてください)

ただ、覚えておかなければならないのは、人間の構成要素はたんぱく質だけでも、糖分だけでもなく、水分とそれに含ませる塩分も大切だということなのです。

 

古事記の神話の中でも禊ぎは海水

日本に古くから伝わる古事記という書物があります。

これは、日本という国が生まれた時の歴史を、物語形式で伝えているものだと考えています。

日本の国土そのものを作った神様として、伊邪那岐命と伊邪那美命がいます。

この神様はあるところで国が離れ離れになるのですが、男性神である伊邪那岐命は伊邪那美命のいる黄泉の国から帰ったときに海水で身体を清めたのです。清めなければならなかったのは、黄泉の国が死を象徴する場所だったために穢れを受けてしまったからと言われています。

ただの水ではなく海水でお清めを行ったというところも重要なポイント。やはり身体を清浄に保つためには、塩水が大切だということを伝えているのかなと感じてしまうのは気のせいでしょうか。

 

他にも神道と塩は関係が深く、神棚にも榊やお米、お水、日本酒の他にお塩が置かれるのが一般的な作法となっています。身体を作る大切なものとして、炭水化物、水分、菌、そしてミネラルであると認識されているということでしょう。

ミネラル不足では身体が働かない

このお話、単なる妄想という訳ではなく現代の科学でも証拠が見つかってきています。

例えば生物学の成果では、代謝酵素とミネラルの関係についての報告がされています。人間の体の中には約5,000種類もの酵素が存在していることがわかっているのですが、この酵素が正しく機能するためにはミネラルが欠かせないということです。

この話は教科書にも書かれるほど昔からよく知られた事実。

ミネラルというのはビタミンと並んで酵素の働きを助ける「補酵素」というカテゴリに入れられるほどの効果があるのです。

 

いくら酵素をたくさん摂り入れて健康にと思っても、それらを動かすためのミネラルが足りてないと酵素が動くことができないのです。

また、ミネラルといってもマグネシウム金属やリン、カリウムなどを金属の状態で食べれるかというとそれも違います。人間の身体にミネラルを摂り入れるときには水分に溶けてイオン化しているものでなくてはならないのです。

こう考えると海水から得られた塩というのは、体内にミネラルを入れるのに最適ということがわかりますね。

まとめ

今回は人間の身体にはミネラルが必要であるということについてお伝えしました。

私がオススメしている天然のお塩については、以下の記事で紹介していますので是非合わせて読んでみてください。

 

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