天気の神様が知りたい方必見!天候に関する神社紹介します

日本の神様は自然現象全てに宿るために山や海、川といったものが信仰されてきました。

目に見えるものだけでなく、風などの目に見えない神様の力であると考えられています。天気は農業や漁業などの一次産業に非常に密接に関わっているので、そのような職についていらっしゃる方には身近に感じられるかもしれません。今回はお天気に関する神様について紹介します。また、天候の神様に会いたいときにいくとよい神社についてもまとめて行きますので是非参考になさってください。

雷の神様

子供のころ、おじいちゃんおばあちゃんに「ゴロゴロとなったらおへそを隠すんだよ」と教えられた方もいるでしょうが、音と光を放ちながらものすごいパワーを感じさせる雷は自然の中でも力があるものとして崇められてきました。

実際に落雷が起こったときの地響きは大人になっても恐怖を感じますよね。

雷の神様といえば

建御雷之男神(たけみかづちのおのかみ)

賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)

火雷神(ほのいかづちのかみ)

がよく知られた名称になります。

建御雷之男神は神産みにおいて伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が火神火之夜芸速男神(ひのかぐづち)の首を切り落とした際、に生まれた神様。鹿島神宮の主神として祀られていることから鹿島神(かしまのかみ)とも呼ばれています。また、ワケイカヅチという言葉は若い雷という意味があり。建御雷之男神と比較するとエネルギッシュなパワーを持った雷神という差があります。

古くからこの雷は「神鳴り」とされ天にいる雷の神様が起こすものであると考えられてきました。また、雷は雨との関係性が強いことから水の神様でもあるんです。このような関わりから、古くから稲作や農業を守る神様になっていました。雷が稲妻とか稲光と表現されていますよね。科学的にも雷が地面に落ちることで、稲が美味しくなるのに必要な窒素系の養分が生成されるのだそうです。昔の人はよく自然を理解していますよね。

賀茂別雷命に会える神社

賀茂別雷命に挨拶をしたいと考えるときにお勧めしたいのは

賀茂別雷神社(上賀茂神社)

になります。山城国一ノ宮でもありますし非常に強いパワーをいただけると思います。この神様は京都生まれの神様ですので古くから親しまれています。

火雷神(ほのいかづちのかみ)に会える神社

伊邪那美命に生じた8柱の雷神八の雷神(やくさのいかづちのかみ)とも呼ばれます。

奈良県葛城市にある葛木坐火雷神社(かつらきにいますほのいかづちじんじゃ)が有名です。通称は笛吹神社。

大雷神は強烈な雷の威力を、火雷神は雷が起こす炎を、黒雷神は雷が起こる時に天地が暗くなる事を、咲雷神は雷が物を引き裂く姿を、若雷神は雷の後での清々しい地上の姿を、土雷神は雷が地上に戻る姿を、鳴雷神は鳴り響く雷鳴を、伏雷神は雲に潜伏して雷光を走らせる姿を、つまりそれぞれが雷が起こす現象を示す神だと考えられている。

火雷大神を構成する八柱

大雷神(おほいかづちのかみ) 頭
火雷神(ほのいかづちのかみ) 胸
黒雷神(くろいかづちのかみ) 腹
柝雷神(さくいかづちのかみ) 女陰
若雷神(わかいかづちのかみ) 左手
土雷神(つちいかづちのかみ) 右手
鳴雷神(なるいかづちのかみ) 左足
伏雷神(ふすいかづちのかみ) 右足

風の神様

風の神様といえば志那都比古神(しなつひこのかみ)です。

「シ」は風や息、「ナ」は長いことを意味する音になり、息の長い神様という意味があります。イザナキとイザナミが国生みを行った後で、イザナギが「生み出した国は、朝霧が多く薫りに満ちている」と言い、吹き払おうとしたところこの時の風が志那都比古神になったといわれます。

伊勢神宮の内宮に風日祈宮というお社に祀られていますが、これは歴史の教科書に出てくるモンゴルからの侵略である元寇から日本を守ったことから日本を守った神様として感謝されているという証です。元寇の時には大きな風によって船を渡ってやってきていたモンゴル帝国軍に大きなダメージを与えたんですね。歴史的に活躍する神様とは非常に珍しいですよね。

元寇は1度目は10月、その後再び約10年後の7月に起こっていますが、いずれも風によって守られたのだそうです。季節的に考えられるのは台風ですよね。志那都比古神は台風の神様としても崇められています。

志那都比古神(しなつひこのかみ)に会える神社

伊勢神宮(内宮)の風日祈宮

龍田大社

台風の前後にお参りするとより強いパワーを感じられますよ。

雨の神様

雨の神様には水に関する神様である

弥都波能売神(みつはのめのかみ)

淤加美神(おかみのかみ)

がおります。

農作物をうまく育つためには、お水が必要です。恵みの雨とも言われるように、古くから必要なときにちょうど良く雨が降ってほしいと願われてきました。田植えをした後に梅雨にしっかりと梅雨があることで稲は成長しますし、水の神様に雨が降るようにお願いしてきました。

雨が降るように願うことを祈雨(きう)、止むようにお願いすることを止雨(しう)といいます。この祈雨と止雨両方ともにとって代表的な神様が先に示したミツハノメノカミとオカミノカミなのです。

ミツハノメノカミはイザナミの子供で、カグヅチを生み出した後に火傷をしたあとに苦しんで尿から生まれたという神様です。また、オカミノカミは妻であるイザナミの死を悲しんだイザナギがカグヅチを切り殺したときに血から生まれた神様になります。オカミノカミは水神である龍をいみする「オカミ」という音が名前に使われており、現在では龍神様として多くの方の信仰を集めています。

弥都波能売神(みつはのめのかみ)に会える神社

丹生川上神社中社(奈良県吉野郡)

大滝神社(福井県越前市)

淤加美神(おかみのかみ)に会える神社

丹生川上神社上社

丹生川上神社下社

貴船神社

室生龍穴神社

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