神社の鳥居をくぐると橋が架かっている理由

大きな神社の鳥居をくぐると、拝殿にたどり着く間に川が流れていることがあります。その川には橋がかけられていますが、多くの神社で同じように設計されているのに不思議に思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実はこの橋には、二つの世界を結ぶという意味が込められているのです。

世界を結ぶ象徴としての橋

神社の入り口付近に造られている橋は、人間の世界と神様の住まう世界をつなぐという意味になっています。

拝殿に行くまでの間に参道を進みますが、そこで神様の領域に入っていることを実感するようにしてみてください。

また、川はエネルギーを運ぶ存在として浄化をうながす効果もあります。神様の領域に入る前にしっかりと穢れを祓ってもらうようにしましょう。

特に大きな神社の場合には社殿と社殿が離れており、同様にその間に橋がかけられている神社もあります。これは神様同士の領域を区切るために設置してあるものになります。より奥に行くにしたがってさらに神聖な場所になりますので、神様に失礼のない態度で参拝させていただきましょう。

分かりやすい神社の川と橋

最もイメージしやすい境内に橋の架かっている神社としては、伊勢の神宮があります。天照大御神が祀られている神宮の内宮には鳥居をくぐると大きな宇治橋がかかっていますね。

橋の下には五十鈴川という、参拝者のお清めのための川が流れています。

橋を渡っている間「ようやく伊勢神宮に参拝できている」という高揚感があるかと思いますが、これはすでにお清めと神宮のパワーを感じているために起こっています。

橋をわたるときもやはり感謝の気持ちで

参拝しに行く時も、帰りも同じように参道を歩いていきます。

その時には神様に入れていただいたパワーに感謝しながら、生活の活力とするようにしていきましょう。

清々しい気持ちになること間違い無しです。

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