仲の良い人であってもちょっとした出来事で怒ってしまう。家に帰ってひとりになってみると、またやってしまったと大きく反省するものです。
もっと穏やかになりたい、怒りっぽい自分を治したいと考えることもあるでしょう。
今回はこれまでどんなに怒りっぽい人でも、これだけよめば性格改善できる方法についてお伝えします。
怒りっぽいのは、怒っていることに気付くことがスタート
怒りっぽい方というのは、怒りの感情が怒りやすいという方という印象があると思います。ただ、最初の段階では怒りの発生よりも、感情の波に飲まれてしまう特徴を持つ人が怒りっぽいと定義することが大切です。
怒っても良い場面に出会ったとしても、怒りを表に出してしまうことが一番の問題であるという考え方です。
怒りっぽいのを治したいと思っているのに感情に飲まれるということは、その瞬間怒りが生まれているということに気付けていないのです。我を失うといわれるのもこのためです。
なので、性格を治したいと思ったときの最重要ポイントは『怒りに気付くこと』になります。怒りを観察することができると、感情とは離れたところに意識があるということなので、制御することは簡単になるのです。
怒りを落ち着かせる行動3選
怒り始めたなと感じることができたら、あとは抑えてあげるのは簡単です。
色々な方法がありますが、ご自分に合うものを見つけながら
怒りの観察を6秒間続ける
怒りというものを科学的に見てみると、交感神経が活発になるということがいえます。心拍数が上がったり、呼吸が浅くなったりと、緊張状態になるのですね。
じつはこの交感神経の爆発的な活性化は、怒りが始まってから6秒たつと徐々に収まってくるのです。
時間が解決というのはストレスにも効くのですね。
そのまま6秒立つのを待つと感情に流される可能性があるので、「1、2、3・・・6」と心の中で数を数えるのが効果的です。
怒っていることを自分に聞かせる
自分が怒っていることに気付けたあとは、それを認識し続ければ怒りというのは無くなるものなのです。
怒りを観察するきっかけとして、「私が今怒りはじめた」とつぶやいて見ましょう。
たったこれだけですが、声に出してみると一気に自分を客観的に見ることができるようになるんですよ。
すべての行動を30%遅くする
怒りによる緊張状態になると、心臓がバクバクいったり、頭に血が上った感触があると思います。
これは短距離走で走ったのと変わりません。状態を通常通りにする方法も同じなのです。
呼吸を深く取りながら、ゆっくりと動くようにする。20~30%程度ゆっくり動こうと意識するだけで、怒りに飲まれることが少なくなることを実感できると思います。
意外と効くかも「甘いものを減らす」
基本的には上の精神的なもので、怒りっぽいのは改善されると思います。
ただ、心の状態に気付けるところまではできても、どうしても怒りを抑えられず行動してしまうという方もいるかもしれません。
その場合には、身体に入れるものの習慣を変えてみてください。
お肉を食べると欲がアップするなんて迷信めいたことを聞いたことがあるかもしれません。これは迷信ではなく、食と感情は実は密接な関係があるのです。
おなかが空くと、イライラする方っていますよね。これも空腹によって感情が動いているわかりやすい例です。人間の身体が食べ物から摂取される栄養素でできているのですから、本当はこうなるのが自然なのかもしれません。
そして、怒りを抑えたいということであれば、飲み物や食べ物で甘さを摂り過ぎている可能性が高いです。理由はわかりませんが、私の経験上ケーキなどデザートを食べた翌日くらいに感情が動きやすいのを感じます。子供たちも甘いものを食べると、泣いたりグズったりする確率が上がります。関連がないとは思えないのです。
是非、口に入れるものの習慣を変えて性格を改善していきましょう。
まとめ
今回は怒りっぽい自分の性格をかえたいと感じている方におすすめの解決法をお伝えしました。
怒りっぽいということに気付けているということは、性格改善というのももう目の前なのです。怒り始めの一番感情が大きくなるときに、どれだけ理性を保てるか。これは怒りが出ていることを感じられるかどうかで決まります。
是非上の方法にチャレンジしてみてください。それでも、なかなか難しいという場合には個別相談も受けておりますので、お気軽にどうぞ。きっと人間関係が良好になって、人生が好転していくはずです。