日本には言霊といって、言葉には魂が宿るという考え方があります。良くないことをいうと現実になるからやめておこうと思うあれです。
テレビでお笑い芸人さんが、「すべる」という単語を避けるようにしている様子をみることがあるかもしれません。
縁起のいい言葉を使おうという風習を理解している方は多いものの、実際に普段の生活では当たり前のように『よくない言葉』を使ってしまっているということが起こっています。
今回は『よくない言葉』をつい口に出してしまうという部分を書き換えて、運気アップや幸福度アップに利用するためのやり方を説明します。
口癖を英語でいうと
口癖という単語を英語でいうと、「habit of saying」というものが当てはまります。言いやすいクセという意味ですね。いいクセであろうと、よくない言葉であろうとついつい使ってしまうものという意味合いがあります。
一方で、「favorite phrase」という訳もあります。こちらは大好きな良い方という意味があり、今回のワークではこちらに近づけるということでポジティブな意味を言葉にもたせるという方法となります。
本日のワーク
準備するもの
筆記用具
本日のワークもノートとペンであなたの思いつくままに書き出していく作業からスタートします。
ノートのページの左側と右側にわけましょう。真ん中に線を引いたり、折り目をつけたりして左右がしっかりわかれるように準備します。
左側半分には口癖
あなたの口癖を思いつく限りノートの左側半分に書いていきます。ここに書き出すものは、いい言葉もよくない言葉もすべて書いて大丈夫です。
よくない口癖としては、以下のようなものがありますね。
- 自分には無理
- つまんない
- 忙しい
- やめておけばよかった
- あっちにすればよかった
- もう少し~なら。
- もったいない
なんとなく言葉の雰囲気で伝わるちょっとネガティブな感覚がありますよね。いい言葉には感謝や楽しいといった明るいイメージのものがあると思います。
自分の口癖が見つからないという場合には、頭の中で今日あった出来事などを繰り返して自分ならどんな風に対応するのかを想像してみるといいです。現実であろうと想像の中であろうと、対応というのは大きくは変わらないものです。
さあ、10分程度時間をとって、あなたが使いがちの言葉をリストアップしていきましょう。
良くないと思ったものを書き換える
上でリストアップができたら、これから使わなくて済むようにしていきます。
そもそものお話なのですが、本来言葉にネガティブもポジティブもないのですよね。この善悪の判断をしているのも自分なのです。
例えば「アナタは何やってもはやいね」と言われたらどのように感じるでしょうか。仕事が速いと自分で自信のある方なら、褒められたように感じるでしょう。逆にいつも自分がノロノロであると自分責めをしているのならば、何か文句を言われたように感じることでしょう。
ただ、このような認識の変化は、ひとつずつ自分がそのように思い込んだ原因を考えたりと時間がかかります。
そこで、今回は良くないと思ったのは仕方ないとして
代わりになる言葉を決めておく
という方法を選択してみましょう。最終的には善悪の判断をなくしていくのが一番心が穏やかでいられるのですが、まずは口癖という習慣を変更してしまおうということなのです。
右の欄に書き換えをしていきましょう
では実際に書き換えを考えていきましょう。
どうしても使ってしまう「良くない言葉」を、強引にいい言葉にするならどのようにしていくでしょうか。
- 自分には無理 ⇒おっ、やってみようかな(必ずしもやらなくていい)
- つまんない ⇒面白いこと探す時間だ
- 忙しい ⇒充実してるなぁ
- やめておけばよかった ⇒ん~、いい経験
- あっちにすればよかった ⇒こっちでラッキー
- もう少し~なら。 ⇒あと少しでできそうな気がする。
- もったいない ⇒大切にしよう
心の中では相変わらず、感情が変わっていなくても大丈夫。努力していい言葉を選んでいる時点で、前よりはちょっといいことしている気分になれるでしょう。
こんな小さなことと思うかもしれませんが、こんなことが大きな幸せを運んできてくれるものなのです。
ちょっと進めてみると、必ず実感がわきますのでチャレンジしてみましょう。尚、このワークは一日で完成するものではありません、気付いたときに今回再設定した言葉をつかうように日々心に留めておくことが大切です。
習慣は一日にしてならず。
まったりと進めてまいりましょう。