嫌いな人のことを考えると昔のことを思い出してイライラが止まらない。
本当に嫌な思い出でしょうから、今は友達ではないかもしれませんね。ただ、この当時のその人がやっていた「常識で考えて絶対にやっちゃだめでしょ」ということ。
これを許せるようになると、自然と自分の元へ幸せがやってくるのです。今回は、嫌いな人から自分の中にある正義を見つけ、それを手放すことについてです。
許せないことをリストに挙げてみよう
割と近くにいた人の行動は自然と目に付くものです。例えば、クラスメートや幼馴染、ママ友などが、自分で選んだわけでもなくそばにいることになってしまった人間関係でしょう。
このような人たちは、あなたが育った環境ではありえない常識外のことをたくさんもっています。
まずは、嫌な思い出の原因になっている、嫌いな人の行動の中から自分的に許せなかったことを挙げてみましょう。
許せない行動にありがちなこと
- 遅刻
- 借りたものを返さない
- お金を返さない
- 嘘をつく
- 友達の彼氏と浮気した
- 陰口をいう
- いじめる
- わがままが過ぎる
- 自分の真似をしてくる
- 隠しごと
- 謝らない
- 仕切り屋
ここでもし嫌な気分が大きすぎる場合には、このワークはあとで行っても良いです。許すことで自分を幸せに近づけるのが、目的ですのでイライラが激しく復活するようなら、やめておく方が賢明です。
ポイントは、現在は関係の薄い過去を題材にする事。すでに身近にはいなくて、不快度がある程度抑えられるものからスタートすると良いでしょう。
現在怒っている最中のものを、いきなり許すというのはコントロールに慣れていない人にすると難しい場合があります。
ワーク開始(作業時間5分)
- 筆記用具
- 時間を計れるもの
嫌いな人とその行動は、あなたが無意識に持ってしまっている「~ねばならない」を教えてくれる先生なのです。
ちょっと過去のことを思い出しながら嫌いな人のイヤだった行動を書き出してみましょう。
では、アラームを5分に設定して作業開始していきましょう。
書き出しが完了したら、許し方についてのお話です。合わせて読むと、ひとりで行うよりも楽に許しの状態まで持っていけると思いますよ。
他人の行動の批判は不幸せにつながる
他人の行動を批判しているとき、自分を制限していることに他ならないのです。
「八方美人でいい顔しちゃってさぁ」⇒「自分は特定の人にしか優しくしてはいけない」
「いつも自分勝手で出しゃばってくる」⇒「自分は思ったことを口に出してはいけない」
「いつも遅刻してきてだらしがない」⇒「自分はどんな事情があっても時間をまもらなければならない」
幸せの本質を考えてみると、自由であるというのもその大きな要素であることは理解できると思います。上の例のように他人を批判した時の裏返しは、自分の行動を縛って不自由にしているのです。
他人の悪口を言うと自分に返ってくる
とはよく言ったものです。これまで嫌いな人が持っていた、嫌な部分をよく観察してみましょう。
すると、あなたの中で正義感や倫理観から、無理に我慢してきた小さな行動が入っていることに気づけるでしょう。
上の例で、遅刻への過剰な怒りが生まれてくるのであれば、いつも時間ぎりぎりになりやすい性格か面倒なのに準備をするタイプなのでしょう。自分が我慢して時間を守っているのに、それを平気な顔して守らない方が許せないのです。
他人を簡単に許すことができる方法
自分の中に許せないことがあると、自分の行動が制限されて徐々に苦しくなってきます。逃げたくても逃げられなかったり、疲れているのに無理をしてしまったり。
そのために、先にあげた嫌いな人の行動、これを許す必要があるのです。
やり方は簡単で、その方が行動をとった理由を無理やり想像して、過去に付け加えてあげれば良いだけです。たとえば、遅刻を例にとると以下。