感謝の準備体操「ごちそうさま」を言う【幸せのワーク3日目】

人間が生きる上で必要な食事。

ご飯を食べなくては人間の活動は維持できません。この誰しもが行うという食べるという行為をより豊かにする魔法の言葉。

それが「ごちそうさま」なのです。

ごちそうさまの本当の意味

ごちそうさまは感じで書くと「御馳走様」となります。

皆さんはこのご馳走ときくとどのような食事を思い浮かべるでしょうか。

きっと高級食材や有名シェフが作った、豪勢なお料理のことをイメージすると思います。

たしかにそのような手の込んだものや希少価値の高いものも含まれるでしょうが、本来の意味は豪華であるかというところは関係がないのです。

 

実は、この御馳走という言葉は仏教用語が元となっているのです。当初の仏教用語としての意味は「他人のために奔走し、功徳を施して救う事」という意味。

つまり、一般的な食事というものは、作り手が自分のために材料を栽培して、購入するなど手元に入手し、調理するという一連が含まれています。ご馳走とは、これらすべてを表現する単語となるのです。

食事というのは、作物を育てるための土壌、気候などすべての物の恩恵であるのですよね。

 

また、「他人のために」となっているように、ご馳走は人ひとりだけでは得られないもの。

 

たとえ一人暮らしでコンビニのお弁当を買って食べようとも、カップラーメンを食べようとも自分の力だけで得られるものではないのです。

つまり、その食事で満足するにいたったすべてへの感謝を込めて使う言葉が「ごちそうさま」。

「ごちそうさま」が幸せを作る

ごちそうさまの影響力を見ていきましょう。

ある若い男性が、会社勤めのお休みの時間に公園で休むということを日課としていました。そこには、毎日同じ時間におばあちゃんが来ており、二人は話しているうちに仲良くなります。

聞いてみるとそのおばあさんは、今は一人で暮らしているそう。

そんなある日、若い男性はお休みの日におばあさんの家に招かれました。せっかくのご縁だしということで、約束の日に言われた住所のおばあさん宅へ。

すると、おばあさんは嬉しそうにおせんべいとお茶を出してもてなしてくれました。しかし、そのお菓子の湿気っていること。なかなか食べたことのない状態のおせんべいだったのです。

実はそのおばあさんは毎日近所の公園までは歩くものの、スーパーなど買い物をするお店まで遠くなかなか行けないそう。

それでも男性は笑顔で言います。「ごちそうさまでした。」

おばあさんも嬉しそう。お茶とお菓子はおばあさんがこの日のために、足の調子のいい日に事前にスーパーに言って整えてくれていたものだったのです。

仲良くなった新しい男性をもてなそうとする気持ちと、それに対する感謝の気持ちのこもった「ごちそうさま。」。その空間にいるすべてのものに喜びがもたらされます。

 

たったひとことですが、すごいパワーです。日本の習慣は幸福度を上げるのにかなり役立つのです。

本日のワーク『 本気の「ごちそうさま」を言ってみよう』

それでは、今日のワークとまいりましょう。

一日の食事のうち、一度で良いのでその食事に関わるいろいろな人を想像しながら

「ごちそうさま」

と声に出して言ってみましょう。

 

まずは、目の前にいる作ってくれた方へ。

 

それからそれから。

農家さん、八百屋さん、運送業者さん、お箸の職人さん、楽しい食事に同席してくれた方。すべてに感謝。

さあ、今日も実践です!

 

ごちそうさまの返事はなんて言う?

ご飯を食べてくれた方に「ごちそうさま」と言われた後、どのようにお返事するのが良いのでしょうか。

昔は謙遜する気持ちから「お粗末様でした」というのが一般的でした。

しかし、「いただきます」とすべての命をいただいていることに対して、感謝して始まっているのに「粗末」とはなかなか言えない気持ちもあると思います。

そこで、おすすめなのが、

「お口にあいましたでしょうか」「おなか一杯になりましたでしょうか」

です。この方法ですと、その食事の調理や量に関して、作り手が感想を聞くというにとどめることができます。

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