日本の美しい四季や自然を感じるときに使われる単語「花鳥風月」。美しいものを単純に並べただけですが、実は深い意味がありそうなんです。今回は花鳥風月の意味について考えてみたいと思います。
広辞苑で花鳥風月を調べると
広辞苑で調べると
①天地自然の美しい風景
②風流な遊び
という意味であると書かれています。間違いはないですよね。美しい景色のことを指すときに使用されていますし。
今回は、なぜ「花」「鳥」「風」「月」なのかということ。他にも川だって山だって、紅葉も桜も美しいですもんね。
花鳥風月は趣味の変化をあらわしている!?
ある説に花鳥風月とは年を重ねるごとに変わってく趣味の様子であるというものがあります。
人間は生まれたときに、まず花(色)に興味を持つ。確かに赤ちゃんは原色に反応しますしありそうですね。その次は、鳥に好奇心を抱く。子供が大きくなると動物など動く生物に興味が出る。そのあとで風などの自然が気になり、最後は、月を美しいと感じるようになるという説です。
最初の方はつじつまが合うのですが、風に興味がある人ってそうそういないですよね。
私自身昔から月は好きで天体望遠鏡で見ていましたし。
他にも意味があるでしょうと、深読みした私の考察が以下です。
私が考える花鳥風月とは
花は地面に咲くもの、地面にあるのもの。次の鳥は木の上か空にいるものです。
風は地球の大気のある部分であれば発生するものです。つまり空全体ということになります。
最後の一文字、月は地球外。宇宙に存在するものです。
たしかにそれぞれ花も月も非常に美しいですが、一文字置かれた文字の位置を考えると、ひとつずつ視点が高くなっていることがわかります。
視点が高くなると一般に使用するときは、広い視野で考えるという能力をさすことがあると思います。
人生経験をしてものごとを落ち着いて対処できるようになったり、他人の気持ちを汲み取れるようになったりするという人間的な成長を指している単語だと考えられます。