呼吸をごく自然に行っておる私たちにとって当たり前の「息」の存在。
今日は息の漢字から、心を整えられる解釈をして行きたいと思う。
『息』の意味
息の意味は、鼻や口から空気を吸ったり吐いたりすること。この漢字は「自」という自分の存在を表すものに、「心」という漢字がついて一文字になっています。
ヨガや座禅などを経験したことがある方はわかるかと思いますが、どちらも呼吸に意識を向けて深い呼吸をすることで精神的にリラックスをしたり、悟りに至ったりと心の平穏を手に入れる手法として使われているのです。
この「息」という漢字も呼吸をすることに意識を向けることで、自分の底にある本当の心。思考とは別の自分の声に気づくことができるようになるのです。
呼吸で自分の状態が確認できる
呼吸の深さのレベルによってあなたの精神状態をはかることもできるのです。
呼吸が浅いときには、緊張状態。呼吸が深くなるとリラックスした状態であるといえます。日ごろ会社などでストレスを抱えているときは呼吸が浅くなります。呼吸が浅いほど、脳で考える思考が強くなっていくのです。
思考が強いと良いのではないかと思いましたか?
実は思考で考えるのはたいていの場合には将来の不安、過去への後悔について。過度な思考は現実的という以上に、行動力を削いでしまったり、自信を無くさせたりと幸福度が下がるようなことにつながって行くのです。
最終的に皆幸せになることがすべてですので、いくら社会的に無難な選択を取り続けたとしても幸福度がさがっては何の意味もないことになります。
逆に言うと、呼吸さえ深くするように努力すれば自然と幸せになれるということ。
簡単ですよね。
呼吸を深くする方法
- 呼吸を意識する
- 毎日呼吸を感じる時間を10分間取る
- 自然豊かな場所へ出かける
- 神社・仏閣など清浄な土地へ行く
まずは気づくことが何よりも大切です。呼吸はおかげさまで、自分でコントロールしなくても自動的に行われるようにプログラミングされています。自動制御の時には精神状態に応じて深かったり浅かったりとするので、これに気づくことで自動運転を解除してあげる必要があるのです。