【天然塩】あら塩の選び方とオススメ10選!味と特徴について

食事の基本の調味料のひとつでもある塩。

「塩味」という味覚は、塩以外で得ることができないため、料理をするうえで欠かせない存在となりますね。

なかでも、あら塩はミネラルを多く含み、食材を美味しくするだけでなく、身体のミネラルバランスを整えてくれます。

ここでは、あら塩の選び方とオススメのお塩を紹介したいと思います。

天然のあら塩の選び方

あら塩と言っても、塩に含まれる成分や結晶の大きさ、製法に明確な定義があるわけではありません。

今回紹介するあら塩の定義は、精製塩ではなく、天然の海水から作ったお塩とします。

それでは、あら塩の選び方をみていきましょう。

純度が低い塩を選ぶ

あら塩を探すときには、純度が低いものを選ぶようにしましょう。

純度とは塩化ナトリウム純度のことをさします。

純度が低いと聞くと、マイナスイメージを持つ方も多いかもしれません。

しかし、あら塩に関して言えば、純度が低いというのは精製されておらず、マグネシウムやカリウムなどのミネラルが多いと同じ意味。

市販の塩の純度は、塩化ナトリウムの含有量によって決まります。

精製塩は、製法によって塩化ナトリウムがほとんどという状態で得られるお塩で、99.5%以上のものと高純度になるのです。

純度の高いお塩は、塩化ナトリウムは塩味をダイレクトに感じることができます。一方で、旨味や甘みなどの複雑な味はほとんどないので味に深みが少ないというデメリットがあります。

添加物が含まれていないものを選ぶ

身体に良い塩を探しているのであれば、添加物はNG。

塩のなかには、減塩のために塩味と似た味覚を感じやすいカリウム塩が添加されていたり、あえてにがりを後から添加しているものもあります。

添加物が含まれていないお塩は、原材料が「海水」となっているので確認してみましょう。

栄養成分表示の欄は塩の成分が書かれています。ここにマグネシウムやカリウムのミネラルが記載されているならむしろ嬉しいですね。

粒子が大きいあら塩がオススメ

さらに上質なあら塩を選ぶには、粒子が大きいものがベスト。

あら塩と言ってもさまざまな粒子の大きさがあり、粒子の大きさが塩の良し悪しを決めるものではありません。

しかし、粒子の大きい塩は、角が尖っていない丸みのある味わいが楽しめます。

ほんのり味を感じるためにも、粒子が大きいものを。あら塩らしいお塩の特徴とも言えますね。

オススメのあら塩10選

美味しいお塩はさまざまな調味料を使って味付けしなくても、素材そのままの味を楽しむことができます。

ここからは、オススメのあら塩を紹介していきます。

沖縄の海水塩 青い海

沖縄の糸満沖合約2,000mの海水だけで作ったお塩です。

日本ソルトコーディネーター協会で、塩のテイスティングをおこなう際に基準にしているお塩。

基準とされるだけあって、粒の大きさや味などにおいて非常にバランスがとれています。迷ったらこれを買っておけば間違いないですよ。

ゲランドの塩

フランスのブルターニュ地方で塩職人の手仕事によって作られる塩。

複雑な味わいがあり、プロの料理人にも人気です。パンを焼くときのお塩として必須と考える方も多い世界的に有名なお塩。

パスタを茹でるときに使うととっても美味しいですよ。とにかく料理用のおいしいお塩を試したい方にオススメです。

海の精 あらしお

しっとりとして、柔らかい塩味と旨味の強さが特徴のあら塩。

塩田と平釜で作る伝統製法で作られた海水100%のお塩。ミネラルバランスがとても良く、そのまま舐めるとほのかに甘みすら感じます。

一度食べるとほかの塩には戻れなくなる魅力を感じるでしょう。

能登 わじまの海塩

釜炊きをせずにゆっくり時間をかけて作られ、カルシウムやマグネシウムを多く含んでいます。

粒の大きさはバラバラで、大きいものはなかなかの大きさですが、溶けやすいので普段通りに使えます。

放射線濃度の測定などもおこない、安心して使用できるお塩ですよ。

粟国の塩

塩職人と学者の協力によって長い年月をかけて完成した、健康を意識している方のためのお塩です。

他のお塩に比べ塩辛さがなく、食材の旨味を惹きたててくれるでしょう。梅干しや味噌づくりなどに使っても美味しいあら塩となります。

 

南の極み

天日を利用した自然な製法で作られるお塩は、粒の大きさが約1mmと、あら塩のなかでもやや大きめで塩味も強め。

あら塩を使いたいけど、ある程度塩味は欲しいという方は南の極みは使いやすいです。

オーガニック認証団体である「NASAA」の基準に適合しているので、有機加工食品の原材料としても使うことが許されているお塩。安全性において安心感がありますね。

 

あら塩の恵み

瀬戸内海の国産海水のみを原料としており、国産100%のお塩を求める声から誕生しました。程よい塩味と旨味があるため、ステーキにあら塩の恵みをつけて食べると、お肉本来の味が惹きたてられて美味しいですよ。

 

五島灘あら塩

にがりを多く含むため、「苦味」を感じることができます。舐めたら少しピリっとするので好き嫌いは分かれるかもしれませんが、この苦味こそが海の恵みをいただいていると感じられるのですよね。

 

ロザリオの塩

2018年に世界遺産となった、熊本県は天草の崎津集落で作られている天日塩です。手作業で不純物を取り除き、粒の大きさを揃えているので使いやすいお塩ですよ。

購入場所が限られるためなかなか手に入れるのが難しいのですが、天草に行かれたらぜひ探してみて下さい。

 

ひんぎゃの塩

 

伊豆諸島最南端、青ヶ島の火山の噴気孔が名前の由来となっており、有害ガスをほとんど含まない地熱蒸気を利用して作られています。旨味や風味が強いく、おにぎりに使ったり、野菜に塩だけをかけて食べるなど、シンプルに味わうのが最高に美味しいお塩ですよ。

 

まとめ

あら塩と言ってもたくさんの種類があり、その特徴もさまざま。

しかし、どのあら塩も素材の味を引き立ててくれるのが特徴です。旨味の強さや甘み、塩味などが違うのでぜひ味を比べてみてくださいね。

 

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