【心を整える方法】気持ちが楽になる「自分らしさ」の捉え方

「自分らしさ」を考えたことがありますか?

普段の生活の中で「自分らしさとは何か」と考える場面は少ないでしょう。しかし、自分自身を「商品」として世の中にアピールしていく人たちや、自分の中から生み出したものを「オリジナルの形」にしていくクリエイティブな仕事をしている人たちにとって、「自分らしさ」は重要なキーワードになってきます。

ときにこれら表現の世界に生きる人は「自分らしさ」というものに翻弄されます。「自分らしさ」という言葉の持つ意味が解らなくなり、表現の壁になることも多いのです。でも、言葉の意味をより良い形で捉える方法が解れば、自分の表現に自信を持つことが出来ます。

表現の世界で「自分らしさ」に迷う人たちへ

表現を生業とする世界では、『あなたの「自分らしさ」を見せてほしい。』と要求されることがあります。特に、表現について学んでいる期間は「自分らしさ」について問い掛けられる機会が増えます。

まだまだ基礎的な技術だけでも苦労している時期にいる中で、投げかけられる「自分らしさ」という言葉。「自分らしさ」を探すために自分と向き合わなければと思う人も多いでしょう。学ぶ作業と自分の内面と対峙する作業を同時に行う中で、出口のない迷路に入り込んで苦しむ人も多いのです。

「自分らしさ」とは何か

では、求められている「自分らしさ」とは何でしょう。表現の世界で求められているのは、あなたが伝えたいものを解りやすい形にするということに他なりません。

見せてほしいと要求されているのは「あなたの一部」。つまり、あなたの「見せたい部分」「伝えたいもの」を形にして見せるということなのです。

「自分」という言葉が入っているために、内面もすべてさらけ出さして見せなければと考える人が多いのが現実。ですが、自分のすべてを知ってもらわなければと思う必要は全くないのです。

「自分らしさ」を理解するメリット

ここでは「自分らしさ」=「人に伝えたいあなたの一部」と定義しました。このように捉え方を変えるだけで、自分に対する問いは「自分らしさとは何か」と自分の内面を探すものではなく「自分は周りに何を伝えたいのか」と内側にあるものを外に発するというものであることが理解できるでしょう。

伝えたいものがあるからこそ、あなたは表現の世界に飛び込んだはず。「自分らしさ」の捉え方が変われば自分への問い掛けの向きが変わり答えが導きやすくなります。自分の表現したかったものが何か、見えてくるきっかけになるでしょう。

「自分さしさ」の捉え方のコツ

自分らしさの捉え方を整理すると気持ちが楽になります。迷路に迷ってしまわぬように捉え方のコツを整理しておきましょう。

すべてをさらけ出さなくて良い

「自分らしさ」を見せてと言われても自分の全部を見せなくても構わない。

全てをさらけださねばというのは「自分」という言葉が含まれているせいで起こる思い込みです。すべてをさらけ出す必要はありませんし、求められているわけでもありません。

表現したい自分を造って良い

「人に伝えたいあなたの一部」を形にすることからはじめてみる。

良い面も悪い面も合せてあなたという人間ですが、すべてを形にする必要はありません。
悪い部分は隠して構わない、良い面だけを形にしても良いのです。まず、外に向かって見せたい自分に注目を絞って形を造っていきましょう。

罪悪感を持たなくて良い

自分の内面を隠すことはけっして悪いことではない。

どうしても「自分」という言葉の暗示にかかり、自分自身のすべてを包み隠さないこと、正直であることが表現する者にとって大切だと思いこんでしまっている人がいます。このような正直な方は、自分を造ったり良い面だけを見せたりするということに罪悪感を持ってしまいがちです。

普段の生活の中で思ったことを全て口には出さないけれど、口に出さなかったことに罪悪感を持つ人はいません。発せられなかった言葉を気にする人もいません。これと同じように自分の内面を全てさらけ出さなくても罪悪感を持たなくて良いのです。

まとめ

楽な気持ちで「自分らしさ」を捉えることができると、見える世界も変わってきます。次に求められたらまず「人に伝えたいあなたの一部」を伝えてみましょう。しっかりとした形に造ることが出来ていれば『あなたの「自分らしさ」が見えた!』と言ってもらえるときが必ず訪れますよ。

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