大舞台と思うだけで震える!緊張と不安の最も簡単な解消法

緊張をどうにか解消したい

「今日という日のために頑張ってきた!今、実力を発揮しなければ!」と思えば思うほど緊張して、自分の身体がかたくなり表情がはりついてしまう、思ったように口が回らないいという状況は、誰にとっても起こりうること。

自分の力を発揮できなかったと後悔した経験がある人は、シチュエーションを想像しただけで背筋が寒くなったりするかもしれませんね。

不安の原因はなに?

不安になってしまう原因は、自分の中にある「思い込み」が関係しています。

私たちはなぜか、精いっぱいの100%の自分で勝負しなければいけないと思い込まされています。

極端な思い込みを象徴する言葉として「火事場の馬鹿力」があります。ここぞという時、人間は100%以上の実力を発揮するものだと思い込まされています。

不思議と心の奥底に刻まれている「思い込み」が、あなたを無理に頑張らせ緊張させる原因。そして、緊張によって起こる心身の変化に戸惑って不安が大きくなっていくのです。

最も簡単な不安の解消法

緊張するほどに大きくなっていく不安は、力を発揮するためにも解消しておきたいところ。そのためにはまず、自分を縛っている「思い込み」に気づくことが大切です。次に「思い込み」の正体を知り、手放していくことで不安は解消できるのです。

自分の思い込みに気づく

真面目であればあるほど、自分自身に厳しい責任感の強い人であるほど、不安を増幅させる「思い込み」が強い傾向にあります。自分の傾向を知るために、ここぞという時、自分に言い聞かせているキーワードを書き出してみましょう。

  • 失敗は許されないぞ。
  • きっと完璧にできるはず。
  • 恥をかかないように。
  • 悪い面を見せないたくない。
  • 今より評価を上げるのだ。
  • 自分の100%を出さなければ。

意外に思うかも知れませんが、これらは全て思い込みです。感情で不安に飲み込まれているときには気付きにくいですが、書き出すことで客観的に思い込みに気付くことができるようになります。

繰り返しになりますが、書き出すことが重要。筆記用具を準備して、なぐり書きでも構いませんので文字にする事です。

思い込みの正体を知る

「火事場の馬鹿力」という言葉。滅多に出ない力だからこそ馬鹿力と言うのです。

100メートルの陸上選手が新記録を出すと世界中が感動します。滅多に起きない奇跡の瞬間を目の当たりにしていると思うからこそ、大きな感動につながるのです。

普段から100%のものを120%に、奇跡のような力を発揮できる人はほとんどいません。

フィギュアスケートの選手が、練習で出来ていた技を本番でもしっかり決めて、高得点をたたき出す。「練習通りにできました!」という選手の喜びの声を聞いて素晴らしいと拍手をおくる。練習通りに実力を発揮すること、自分の中の100%を出すことの難しさを物語っています。ここぞという時100%を出せる人だってごくわずかなのです。

120%出来るはず。100%出さなければ。100%以下は許せない。このような思考が「思い込み」の正体です。

思い込みを手放すコツ

いつも生き生きと物事に取り組み、失敗を怖れずリラックスしているように見える人がいます。ここぞという時、どんなことを考えているか覗いてみましょう。

「100%の準備はしてきたけれど、80%くらい伝われば充分。上手くいったら90%、たとえ60%しかできなくても半分以上は伝わっているのだからOKだ。」

こうすることで、必要以上に自分を縛らずに済みます。

練習通りに実力を発揮するのがとても難しいことだと知っていれば、緊張も自然と減っていくもの。100%のものを120%にする必要が無いことを理解していれば、不安も小さくて済むということです。

自分に厳しいあなたは「自分に甘えている」と感じ、真面目なあなたは「ハードルを下げるなんて」と受け入れがたいでしょう。もう一度、ここぞという時、自分に言い聞かせていたキーワードを思い出して下さい。そして、「思い込み」の中で作ったハードルが高かったことを自覚しましょう。飛び越えられる高さに目標を設定することはけっして甘えているのではなく、「思い込み」を手放して不安を解消するコツなのです。

 

まとめ

ここぞという時に緊張や不安に襲われたたら必ず思い出して下さい。

いつも100%の実力を発揮できる人なんていないのです。100%準備を頑張ってきたあなただからこそ80%くらいは簡単なはず。今度はきっと気負わずにリラックスして取り組めるでしょう。

 

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