石を手元におくことで、精神的に落ち着かせたり望む状態に近づきやすくなるという考えがあります。
このような力がある石を現在の日本ではパワーストーンと呼び、宝石にして身に付けり置き物として部屋に飾ったりします。いろいろなお店でパワーストーンを見てみると、原石の状態だけでなく、丸や四角などの形にカットされたものをよく見かけます。
今回は丸、三角形、ハート型、勾玉などのいろいろな形のパワーストーンについて、期待される効果の違いや意味についてまとめていきます。
【形状別】パワーストーンの効果について
それでは、パワーストーンによくある形状についてみていきましょう。
丸型のパワーストーン
丸は立体にすると球体。この形は、基準となる一点を決めた時に他の位置もすべて同様の場所になるという特殊な形状です。古くから始まりもなければ終わりもない形として、宇宙を象徴する形と考えられてきました。
円形にすることで、中に悪いものが入れないという意味で結界や魔法円として使われることもある形です。
丸型のパワーストーンには悪いものの侵入を抑制する効果がある
ネガティブをブロックしてプラスのエネルギーを漏れないようにするという役割が期待されているのですね。ブレスレットや水晶玉などがその代表と言えます。
三角形のパワーストーン
三角形は古代より、宇宙の始まりや真理を表現する形状です。三次元でものを表す場合には、1点・2点では図形ができません。3点あって初めて形あるものになるのです。
また、三角形は上に頂点をもってくるかどうかで意味が変わります。
上に凸の△の場合、山や火などを表現するのに使われて男性的なエネルギーを示します。逆に下に凸の▽は水や月、冥界といった女性的なエネルギーが表現されます。
ストーン形とした場合には、男性らしさ女性らしさを身に付けることで得ることができるようになります。
四角形のパワーストーン
四角形は地上と人間を表す図形と考えられています。ちょうど丸型が無限の宇宙の表現になっていたのに対して、有限を示しているとも言えますね。
自然界をみてみても東西南北や春夏秋冬などの具切りに4という数字が使われているものがあることに気付きます。
パワーストーンの四角形は大地のエネルギーと自然界を分けることによって安定を感じさせる形状。
自分に対して自信がなくなったり、積極性を身に付けたい時に取り入れるといいでしょう。
ハート形のパワーストーン
ハートの形のストーンは、人間の心にある愛情を形としてあらわしたもの。
純度の高い愛情のエネルギーが宿った石ということになります。
この形のパワーストーンは恋愛成就のお守りとして人気、純粋な気持ちを相手に分け与えることにつながります。
勾玉形のパワーストーン
勾玉(まがたま)は古くは曲玉と表現された、独特な形状。元々は熊や猪の歯を加工したものであるという説があります。
この形状の意味についても色々な考えがありますが、やはり三種の神器のひとつ「八尺瓊勾玉」があるように末永く続く繁栄と魔除けの意味が強いのではないかと思われます。
勾玉の形のパワーストーンも同様に魔除けと運気アップで、一般的なお守りとしての意味がでてきます。
卵形のパワーストーン
卵は柔らかい印象を受ける形状。その意味については、生命の誕生や生命力の象徴である場合が多いです。
新しいことにチャレンジする場面や飛躍したいと感じるとき、再チャレンジをしようと決意する場面などで使用すると良いです。
ピラミッド型のパワーストーン
ピラミッドの形である四角錘。底の面が正方形で、横の三角形が正三角形という特徴的な形をしています。
この形は古くからエネルギーを集める力があると考えられて、石の力が増幅されます。
健康運や厄除けといった、生命に関する力いただき災いをもたらす不要なものから身を守ってくれる効果があると言えます。
星型(五芒星)のパワーストーン
5つの頂点を持つ星型。これは魔除けの意味を持つことがわかっています。
日本でも陰陽師として有名な安倍晴明が護符として使用したり、町の結界に使っていた形ですね。
パワーストーンでもその効果は同じ。お守りとして使用すると効果が感じられやすい形となります。
六芒星のパワーストーン
六芒星もパワーストーンの形状に使われることのある形状です。
形の成り立ちは正三角形の正位置と逆位置を重ね合わせたというもの。西洋では六芒星の各頂点に、土星、木星、金星、月、水星、火星が割り当てられており、その中心部分に太陽があると考えて宇宙を表現していました。
幸運を引き寄せるモチーフとして使われます。
まとめ
今回は意外と知らないパワースポットの形に込められた意味について紹介しました。
綺麗に成形されたものはかわいらしさがあってお守りにぴったり。小物としてお部屋に飾っても良いですね。
いずれにしてもパワーストーンは、たまにメンテナンスすることが大切。しっかりと石にあった浄化を定期的に行いましょう。