天河大弁財天社のおみくじの意味【1~10番】

天河大弁財天社(天河神社)は江島神社、厳島神社などと並び、日本五大辨財天の一つに数えられる弁財天を祀る神社です。天河神社は芸能の神として知られており、呼ばれた人しかたどり着けないという非常に強い力を持ったパワースポットとして注目されています。

一方でおみくじは非常に難解であることでも有名です。戸隠神社のように言葉が古いというだけでなく、文字が筆で書かれた字になっているので普段古い文字に慣れていない方には何が書いてあるのかすらわからないことも。

今回はそんな天河神社のおみくじを解読し、意味を解説していきたいと思います。

天河神社のおみくじについて

天河弁財天社のおみくじは、古代言霊御託宣というもので、古代と書かれていることもあり、古文のように難解な文章と崩し字で読みにくいおみくじの一つです。

普段から昔の言葉を読みなれていないと、吉凶の判断くらいしかできない方も多いと思います。読みなれている方でも崩し字が読みにくいので、両方の意味でとにかく難解。

日本一解読が難しいおみくじと言ってもいいでしょう。

もし意味が分からないと思ったときには、年末年始などは混雑していて難しいかもしれませんが、天河神社の社務所で意味について聞くようにしてください。

とはいえ、なかなか時間がないこともあるでしょうから、nagomeruでは既にネット上に上がっている写真や実際に私が参拝したときにひいたおみくじを解読してまとめております。今後の生き方の参考になれば嬉しいです。

番号によって確認ページを準備しております。知りたい番号をクリックしてください。

天河神社神占

1番~10番
11番~20番
21番~30番
31番~40番
41番~50番
51番~60番
61番~70番
71番~80番

ネット上に画像や文章があるもののみ記載しております。
不足しているものについて知りたい方は、お手数ですがお問い合わせフォームに全文もしくは画像を添付の上ご連絡いただければ解読させていただきます。

詩の部分の説明と今後のアドバイスが重要

「これハ~」から始まる右下部分は、神様からの特に重要なメッセージが書かれています。漢文で書かれた場面から読み取れることと占いの結果は対応しており、あなたの現在の状況からどのように今後振舞うのが良いのかが具体的に書かれている場所です。

心の状態について穏やかであるようにと教えているものが多く「慎みが大切」や「他人の助言を素直にきくように」、などが書かれています。大吉や吉などの吉凶の表記だけをみて満足しがちですが、大切な部分は右下。
しっかりと読み込み、今日から実践していくことをおすすめします。

各項目ごとの良し悪しの説明

「此れは~」以降の部分は、一般的なおみくじにも書かれる健康や商売、結婚などの個別事項に関してひとつずつ回答してくれる形で進みます。特におみくじを引く段階でアドバイスが欲しいと思った項目について参考にするのが良いでしょう。

また、信仰すると良い神様についても具体的な名称を教えてくれます。

現時点でご縁の強い神様である可能性は十分にありますので今後の神社めぐりの参考にされるのがおすすめ。

天河神社おみくじ 1番

天地未分渾(アメツチノイマダワカレズマロ)
沌弖如鶏子(カレテトリノコノゴト)
大空之中(オオソラノナカ)

『末吉』

これハあめつちの胎児の時なれバぜんあくともにわかつことなし 万じ心ながく時のいたるをまつべし もの事手はじめのみにしておもふやうにならずゆくゆくハあかるきかたにおもむくべし

▲此みくじにあふ人ハ天の御中主の神をしんじんすべし
▲病事ハながしといへどもほんぷくすべし
▲方ハいぬゐよし
▲まち人来るおそし
▲家づくりわたましえんだんによし
▲たびだちよし
▲あらそひ事十分かつべし
▲そしよう事叶ふ
▲うせ物出がたけれども人の手にハわたらず
▲生死ハ七分生三分死
▲あきなひかひ先のみよし
▲人事せわすべからず
▲此みくじにてハ高貴によししもじもにわろし
▲なほ吉凶は信心によるべし

内容を確認する
このおみくじは、

このおみくじは未だ天と地が初めの状態、混沌とした時をあらわしています。そのため、善悪の区別などもない、先の読めない状態です。すべての事は焦らずに時が来るのを待つことが大切です。物事を進めようとした時も、最初は手をつけてみるものの思うようは進みません。時間をしっかり待つことができれば、ゆくゆくは必ず良い方に向かうでしょう。

・このおみくじを引いた方は天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)を信心しましょう。水天宮や秩父神社、長野県の四柱神社などで祀られています。

・病気は長引きますが完治するでしょう
・方角は北西が良い
・待ち人は来るが時間がかかる
・家の新築や引越し、縁談は良い
・旅行は良い
・争いごとは十分に勝てるでしょう
・失くした物は見つかりにくいですが、他の誰かの手に渡るわけではない。
・生死に関わることは70%は生き、30%は死ぬでしょう。
・商売は買いは良い
・人の世話はしない方が良い
・このおみくじは身分の高い人には良いが、庶民ならよろしくはない
・ただ、良くなるか悪く進むかは信仰深さによるものとなるでしょう。

天河神社おみくじ 2番

清物煙之如
棚引先久方
之天成来

『吉』

これハ高貴の人にハよし天の如くあふぎたふとまるゝ事あるべし 下賎にハあたらず諸人のそねみをうけてものごとやぶれをとるべし 万事先へすゝむ心ありて善事には用ひてよし たゞしえんだんハならず

▲此みくじにあふ人ハむすびの神をしんじんすべし
▲やまひ事ハ日をおつてよき方に向ふべし
▲方ハひつじさるのかたよし
▲まち人やがて来る
▲あきなひ売先のみよし
▲うせもの出がたし
▲たび立ハゆくさきに仕合よきことあり
▲家づくりわたまし見合すべし
▲そしよう事おもひのままに叶ふ
▲生死ハ六分し・四分いきる
▲このうらかたハ下々の人にあしとしるべし
▲なほ吉凶ハ信心によるべし

内容を確認する
このおみくじは、もしあなたが人の上に立つ立場であるなら、人々から尊敬を集めるような良いことがあるでしょう。逆に身分の低い者の場合には、周囲の人から悪い評価を受けて物事は失敗になると知りましょう。すべての事柄は進行させてよく、特にめでたいことは話を進めてよい。ただし、縁談に関しては上手くいきません。

このおみくじを引いた方はむすびの神様を信心しましょう。皇産霊神は造化の三神とされる「高御産巣日神(タカミムスビノカミ)」「神産巣日神(カミムスビノカミ)」

・体調を崩している場合には時間の経過とともに良くなります。
・方角は東南の方がよい
・待人そのうち来る
・商売は売りのみ良い
・失物は出にくい
・旅立は行先に良いことがあります
・家の新築と引越しは一度見合わせた方が良い
・訴訟は思い通りに叶います
・生死に関わることは60%が死に、40%は生きる
・このおみくじは卑しいものには良くないものと認識しましょう
・尚、吉凶というのは信心によって変化するものです。(感謝と祈りをしっかり行いましょう)

天河神社おみくじ 3番

重而濁物者(カサナリテニゴレルモノハ)
舎根土登曾(アラカネノツチトゾ)
后夵定鳬(ノチニサダマリニケル)

『凶』

これハ地のちに定るの兆なればものごとひかへめにしてとかく人にしたがひ心をにうわにもてバ吉に向べし 一ぶんにて人に先だつときハさまたげありてとげがたかるべし つゝしみ第一なり

▲此みくじにあふ人ハ月の神日の神をつねにしんじんすべし
▲病事ハよきいしやのたすけをうけてほんぶくすべし
▲方ハ南のかたよし
▲いひぶんあらそひ事は十分利をもちてかつことなし 上たる人のをしへをまつべし
▲えんだんさまたげありてとゝのハず
▲旅立中ぶん
▲くじそしよう先に利をとらるゝとしるべし
▲まち人おそし
▲家つくりわたましひかへてよし物ごとひかへめにすべし凶事さまざまあり

内容を確認する
これは「大地が後にできた」という兆しです。万事ひかえめにして、なにかと人に従って、心を柔和に保ちましょう。心穏やかにいれば状況は良い方向に上向くだろう。他人に勝ちたいとか先に何かしようとする時は、障害があって成就できないだろう。慎重さを第一に考えるときです。

このおみくじを引いた方は月の神「月読命」、日の神「天照大御神」を深く信心しましょう。

・病気はよい医者の治療によって回復するだろう。
・方角は南の方がよい。
・けんか口論は、十分の利を得てしても勝つ事はありません、目上の人の教えを聞かなければなりません。
・縁談は障害があって整わない。
・旅立ちはまあまあ
・訴訟事では、相手に先に利益を取られるものと覚悟しなさい。
・待ち人が来るのは遅い。
・家の新築と引越しは控えましょう。何事も無理に行うと色々な良くないことが起こります。

天河神社おみくじ 4番

葦牙如萌騰(アシカビノゴトモエアギル)
物依彦舅神(モノニヨリヒコヂノカミ)
曽成坐来(ゾナリマセリケル)

『小吉』

これハ天なり地定まりてのに人にあれましたまふの兆なれバ万事成就すべし 志かれども地いまだ若くしてたゞよふときなれバ、やすきことなし 山川へいちいまだ泥土かわかざるときなれバ心ながくしてよしとしるべし。

▲此みくじにあふ人ハうましあしかび彦ぢの神をしんじんすべし
▲やまひ事ハすみやかにぜんくわいすべし
▲方ハひがしのかたよし
▲うせものいづる
▲待人来る
▲家づくり引こしよし
▲生死十に九つまでいくるとしるべし
▲えんだん奉公とくによし
▲たび立遠く役ハわろし近くハよし
▲うりかひ共によし
▲くじそしよう事おほかたよし
▲かみくじハ貴せんともにもちひてよしとしるべし
▲吉凶ハ信心によるべし

意味を確認する
この御神籤は天地が定まりその後に神がお生まれになったという兆しです。これによれば全てのことが成就するであろう。しかし土は出来たばかりで未だしっかりとしていない、漂う時期です。その為簡単な道とはならないであろう。未だ足元がしっかりしていない時期ですので辛抱強く、長い目で見る方が良いでしょう。

・宇摩志阿斯訶備比古遅神(ウマシアシカビヒコヂ)を信心してしましょう。

・病気は速やかに全快するでしょう
・方角は東が良い
・失せ物はでるでしょう
・待ち人来る
・家造り、引越しいずれも良い
・生死にかかわることは90%は生きる
・縁談、職に就くのは良い
・旅は遠くに用事があって行くのは悪い、近くは良い
・商いは売り買い共に良い
・訴訟事は大抵良い
・みくじは身分によらず使ってよいと知りましょう
・これから起こることの吉凶は信心の心しだいです。

天河神社おみくじ 5番

第五番

『末吉』

獨神又女男(ひとりがみまためをの)
神雖生媾合(かみなりませど みあひの)
術未荒名国(わざはいまだあらなくに)

これハ男女ありて未だまじハらざるの兆にて何事も時いたらず心ながくじせつをまちて事をなさざればゆくすえハ吉を得がたし ずいぶんものごとしづかにこゝろがくる時はよしとしるべし

この御籤に逢う人はむすびの神を信心すべし

▲病事は追々によし
▲方は巽(東南)が何事にもよし
▲待ち人、来る
▲失せ物、出難し。終には出でべし
▲家造り渡坐しいたって良し
▲嫁取り婿取りよし。但し急ぐ時は破れありと知るべし
▲訴訟事、叶いがたし
▲生き死に、生きる
▲商い、売り買い共に利がなし
▲旅立ちよし
▲言い分、争い事、十分利があってもはかどらず
▲此のみくじは?上下の人に渡る時を待つべし(上下とは雇う者雇われる者という意味だがちょっと解釈が難しい。おそらく他の人に渡るのを待ったほうがいいと言う意だと思う)

これは男女はあるものの未だ交じることがないという兆しである。何事も時というものが至っておらず心を長くして時節がやってくるのを待つことをしなければ最終的に吉とはならないであろう。物事は静かに待ち時節が訪れた時は吉と転じるでしょう。

意味を確認する
このおみくじは男女が揃っているが未だに交わっていないという占い結果です。どんな事もまだ時間が足りない状態になるので、焦らず時が来るのを待って行動すれば、後に良いことがあるでしょう。自分の想像するよりも落ち着いた状態で行動したい気持ちが湧き上がったら、それが時期が来たということだと知りましょう。

天河神社おみくじ 6番

第六番

瓤葛天御矛(ヒサカタノアメノミホコノ)
瀝曽己凝弖(シタタリゾオノレトコリテ)
嶌成來(シマトナリニキ)

『吉』

これは万事めうへの人にたががひおしえをうけてことをなす時ハとげずということなし 女は懐妊の心あり 他へいでゝ事をなすによろし よろづ相談事、魚とみづのごとくとゝのふとしるべし。

▲此みくじにあう人はむすびの神を信心すべし。
▲病は早速平癒すべし
▲失せ物出べし
▲旅立よし
▲家作り、わたまし、よし
▲方はひつじさる方よし
▲縁談よし。よろず相談事整うべし
▲生死は十に六七はいきる
▲言い分、争い事、全て口を慎むべし 必ず勝つ
▲待ち人遅し先にて喜び事あり。
▲商いは半吉もこぐをそんする事なし
▲此みくじハ上下ともに住所さだまるべし

意味を確認する
何事も目上の人に聞いてしっかりと教えを受けるのであれば成功出来ない事はありません。女性は懐妊を覚えがあるとあるでしょう。外出・ 嫁ぐなどに出て活動するのは良い。すべての相談事は魚と水との相性が良いように協力するようにするのがよい。

信心すべき神様は皇産霊神である「神産巣日神(カミムスビノカミ)」「高御産巣日神(タカミムスビノカミ)」

・病は早速平癒すべし。
・失くしたものや忘れてものは出てくるでしょう。旅行は良い。
・家の新築や引越しは良い。
・方は南西が良い。
・縁談は良いです。色々な相談事は整います。
・生死にかかわる時は60%~70%方は助かる。
・言いたいことがあったり争いごとがあったりしても口を慎めば、かならず勝つ。
・待ち人遅いでしょう。時間がたてばいいことがあります。
・商いは半吉ですが、元手を損する事はないです。
・このおみくじは身分によらず、住所を定めるべきと伝えています。

天河神社おみくじ 7番

第七番

『吉』

日刺方天眞柱(ヒサカタノアメノミハシラ)
行巡婚媾坐津(ユキメグリマグハヒマシツ)
女男両神(メヲノフタカミ)

これハ男女ありてはじめてあふ事のかたちなればよろこび事あるの兆なり 何事も人となれあひ談合することよし えんだんいかならずとゝのふとしるべし おもひよらざるさひはいありとしるべし

▲此みくじにうあふ人ハいざなぎいざなみの神をまつるべし
▲やまひ十に七八はぜんくわいあるべし
▲方ハうしとらの方よし
▲まち人来る
▲家づくりわたましよし
▲たびだちよし
▲そしようごと十ぶん叶ふ
▲うせ物いでべし
▲まち人くる
▲勝ぶ事たひら
▲ねかひごと上たる人のをしへをうけて時をまつべし
▲いひぶんはかばかしからず
▲あきなひハいさげバおそくとも十分利を得るとしるべし上下の人おなじ

意味を確認する
このおみくじの示すところは、付き合い始めた男女が初めて結ばれるようなことがあれば、それは慶事の予兆です。何事も人に相談して決めていくとよいです。縁談は必ず成立します。手始めには予想もしなかった幸福があることでしょう。

このおみくじを引いた方は伊邪那岐(イザナギ)伊邪那美(イザナミ)の神様を信心しましょう。

・病気は70~80%全快する可能性があるくらい回復します。
・方角は北東が良いでしょう。
・会いたい人は来ます。
・家の建築、引っ越しは良いでしょう。
・旅行もよし。
・裁判は十分に思い通りになります。
・無くした物は出てきます。
・会いたい人は来ます(2回目)。
・勝負は引き分け
・願い事は先輩・上司の教えを受けて時を待ちましょう。
・言い分は思い通りにはいかないでしょう。
・商売は売れ行きは遅いけれども十分に利益がある。身分によらず同じです。

天河神社おみくじ 8番

第八番

『吉』

首尾乎動鳥(カシラヲヲウゴカストリ)
尓學媾合術(ニマナバシテミアヒノワザ)
者得給来(ハエタマヒニケリ)

是ハ何事もわがしらざるわざもおもひの外人のたすけをえてたやすくなしうるの心あり しそんさかゆるのさひはひあり ただしいんらくにふくるときハたちまちみにわざわひをうくべし

▲此みくじにあふ人ハいざなぎいざなみの命をしんじんすべし
▲やまひ事ハほんぶくすべししんじんゆだんすべからず
▲方ハうしとらのかたよし
▲待人来る先よりさたあるべし
▲しやうぶ事よし
▲家づくりわたましよし
▲よめとりむことり元服よし
▲旅立よし道にてゆだんハわろし
▲うせものおもひよらぬ所よりいづる
▲買ものハかひ取べしうり物ハ見合すべし
▲生死ハいきる尤もしんじんすべしそしようごと叶ふいひぶんよし

意味を確認する
このおみくじは、どんなジャンルにおいても自分が技術や知識が足りないような事が思いがけず他人の助けを得て簡単に成し遂げることができる可能性を示しています。子孫は栄え幸せがあるでしょう。ただし、みだらな楽しみに夢中になるときには、あっという間に災いを受けることになるでしょう。

このおみくじを引いた方は伊邪那岐(イザナギ)伊邪那美(イザナミ)の神様を信心しましょう。多賀大社、伊弉諾神宮、熊野大社(島根)などが有名な神社となります。

・病気は回復します。信心を怠らないようにしましょう
・方角は北東が良いでしょう。
・待ち人は来ます。先方より連絡があるでしょう
・家の建築、引っ越しは良いでしょう。
・嫁取り、婿取り、独立良い
・旅行もよし。道中油断すると悪くなる
・無くした物は意外な場所から出る。
・商売は買い取りましょう、売りは見合わせましょう
・生死に関わることは生きる。信心しましょう。
・裁判事は言い分申し分なく、思い通りになります。

天河神社おみくじ 9番

第九番

『凶』

手弱女言先(タワヤメノコトサキタチル)
狂事子々不(マガコトハコハコナラ)
有流棄筒(ジトナガシステツツ)

これは万事逆に行の兆しなれば故それつつしむべし
世のことわざにかさかしくて牛うりそこなふと云うが如し
とかく下々より事をし損ずることあるべし
子孫の憂いあり、かえすがえすもつつみむべし

▲此みくじにあう人は天つ神をよくよくしんずべし
▲病事ほんぷくすべし
▲方はいぬゐの方よし
▲待人きたる。くたびれもうけといふうがごとし
▲うせもの出べし
▲生死十に八九は生るなり
▲家づくりわたましたびだちよし
▲えんだんははじめあしくのちのちはいたつてよし
▲くじそしようわろし
▲あきなひ損おほし、しかしつよくおすときはまたまたよきこともあるべし

つつしめバわざわひかつとしるべし

意味を確認する
これは何事も思惑と逆の結果になるという兆しです。万事控えめに行動しましょう。ことわざに「女賢しくて牛売り損なう」というものがあり、大局を見ずに目先の利にとらわれてしまうと失敗してしまいます。身分が下の者よりも失敗してしまうこともあるでしょう。子孫などに心配事があるため、とにかく念には念を入れて慎みましょう。

このおみくじを引いた方は天津神を信心しましょう。

病気は全快する
方角は北北西がよい
待人は来る。くたびれ儲けと云うように、あまり意味はないかもしれない
失くし物は出るでしょう
生死に関わることは80~90%で生きる
新築、引っ越し、旅行は吉
縁談は始めこそ悪いものの、だんだん良くなる
訴えごとは悪い、意見が聞き入れられない
商売は損が多いが強気に出れば良いこともあるでしょう

何事も謹みをもって行動すれば災いを受け付けなくなると知りましょう。

天河神社おみくじ 10番

第十番

『吉』

過乎言改吉(アヤマチヲノリアラタメンヨ)
事従生成賜(ゴトヨリウミナシタマフ)
大八洲国(オホヤシマグニ)

これハ先にあやまちのちにあらためて吉をえたるの兆なれバ、何事もあやまちありとおもハゞ上たる人にしたがひをしえをうけてすみやかに心をあらためて行ひをただすべし 然らバ順道を得て(さいわひ)あるべし

▲比みくじにあふ人ハ産土の神をあさ夕しんずべし
▲やまひごとすみやかにほんぷくすべし
▲よろこび事十ぶんまち人来ることに仕合よし
▲方ハにしのかたよし
▲うせものいづる
▲たび立よめとりむことりよしべんぐくによし家づくりわたましよし
▲生死八九はきる
▲うりかひよし
▲くじそしようよしまけかちいひ方つゝしむときは利あらずといふ事なしとしるべし
▲なほ吉凶は信心によるべし

意味を確認する
最初は間違うかも知れないが、しっかりと反省して改善することで良い兆候がみられるようになる。そのために自身で間違いに気付いたら、先輩などその道の先にいる方から教えを受けて、しっかりと心を改め行動を正しくすべきです。これによって順を得て幸せにつながります。
信心すべき神様は産土の神様を朝晩しっかりと拝みましょう。

・病気は速やかに治癒する。
・喜びごとがあり、待人もくるし特別にめぐり合わせが良い。
・方角は西が良いでしょう。
・失くし物は出る
・旅行、嫁取り、婿取りもよし。
・家の新築・引越し良い。
・生死に関わる場合には80~90%は生きる。
・売り買いは売りが先でも買いが先でも良い
・訴訟ごと良い
・勝負事はつつしみを持てば利があるということを認識しましょう。

・吉凶は信心によるのでしっかりと拝みましょう。

 

 

 

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