思わず出てしまう悪口や文句、愚痴。良くないことだと分かっていても、ついつい口にしてしまうことってありますよね。
何を隠そう、私も以前はそうでした。人の粗ばかりが目について、「もっと〇〇に動けばいいのにな」「どうしてあの人は〇〇なんだろう」なんて、他人の間違いばかりが気になって仕方がないタイプだったんです。正義感が強いと、それがエスカレートしてしまいますよね。
でも、この「粗に気づく力」って、実は改善点を見つけられる洞察力という素晴らしいメリットでもあります。ただ、その洞察力が強すぎると、どうしても愚痴っぽくなりがち。気づいてもっといい性格になりたいと反省することになるひともいるでしょう。
では、そんな私がどのようにして運気を上げ、幸せを感じられるようになったのか。そのきっかけとなった、とっておきのコツをご紹介します。
悪口・愚痴の後に続く魔法の言葉
私が実践して、運気を劇的に変えるきっかけとなったのは、あるシンプルな習慣です。それは、
愚痴や悪口を言ってしまった後に、意識的に「でも~、」と逆説で良いところに無理やり気づくという方法。
たとえば、こんな風に使います。
「あの人、いつも時間にルーズで本当に困るなぁ。」
→ 「でも、締め切り前にはいつも驚くほど集中して仕上げてくれるし、いざという時には頼りになるんだよね。」
「またこのシステムか。本当に使いづらい。」
→ 「でも、長年使われているだけあって、安定性は抜群だし、何かあった時に詳しい人がすぐに見つかるのは助かるよね。」
最初は無理やりだと感じるかもしれません。
心の中では納得できなくても、まずは口に出して言ってみることが大切です。人間の脳は、声に出したことを現実として認識しやすい性質があるからです。
「でも、〇〇だよね」手法で起こる変化
上で紹介した、愚痴や文句の後に続く魔法の言葉を繰り返し使っていると、徐々に変化が起こり始めます。
①物事を多角的に捉えられるようになる
一つの側面だけでなく、物事のポジティブな側面にも意識が向くようになります。
これは、あなたの持つ「洞察力」が、マイナス面だけでなくプラス面にも使われるようになるということ。自然と視野が広がり、固定観念にとらわれにくくなるでしょう。
② ポジティブな感情が増える
悪いところにばかり注目していると、ネガティブな感情が蓄積されてしまいます。
しかし、無理やりでも良いところを見つける習慣をつけることで、脳内にポジティブな感情が生まれる回数が増えます。これは、ストレスの軽減にも繋がり、心穏やかに過ごせる時間が増えることにつながります。
③人間関係が円滑になる
人の悪口や愚痴は、巡り巡って自分に返ってくるものです。
逆に、良い点を見つけて言葉にする癖がつくと、周囲の人に対する見方が変わり、自然とあなたの発する言葉も変わってきます。
すると、周囲の人もあなたに対してポジティブな印象を持つようになり、人間関係が円滑になるだけでなく、思わぬチャンスが舞い込むことも増えるでしょう。
まとめ
愚痴や悪口を言ってしまうのは、あなたが物事を深く「気づける」証拠です。その素晴らしい洞察力を、ネガティブな方向だけでなく、ポジティブな側面を見つける力へとシフトさせてみませんか?
今日から、「でも、〇〇だよね」の魔法の言葉を試してみてください。
最初は違和感があるかもしれませんが、続けるうちにあなたの世界が少しずつ、そして確実に明るく変わっていくのを実感できるはずです。私もすぐに効果が出たので、毎日1回でもいいので、試してみてください。