過去の出来事を振り返ってみると、嫌なことや後悔の気持ちというのは誰しもが持っているものでしょう。
恥ずかしかったり、あの時ああすればよかったと過去の自分の決断に自信が持てなかったり。
今回はそんな思い出を違う角度からみてみると、実は幸せのエッセンスがたくさんあるといことに気付いてもらうためのワークです。
最悪だったことを思い出してみる
この1年で最悪だと感じていることを思い出してみましょう。
本当は10年20年でも良いのですが、より鮮明に記憶していることを選んで試してみようと思います。
新しめの嫌なことは、感情と直結しやすいのでワークを完了させることですっきりした気分を味わいやすいのです。
ちょっと思い出してみて
- 好きなお店にいけなかった
- 彼氏とケンカしてしまった
- 仕事で大失敗してしまった
嫌なことありました?
嫌なことからは学びが多い
挙げた嫌なことの中から、1つ選んで違う角度からもう一度認識しなおしてみましょう。
実はこの出来事というのは、今時点は「良くない」こととして認識していると思います。ただ、良くないと感じさせているのはアナタの心なのです。
つまり、この一見するとネガティブに感じられる出来事のなかにも「いいこと」の成分がしっかり入っているということです。
ネガティブな出来事に良かったことを無理やり探す
無理やりで良いので、良かったことを探していきましょう。ほんのささいな良いことでも十分です。
このワークはノートを使って行うと効果的です。ノートの1ページの上のところに嫌だったと感じている出来事を書き、下に箇条書きの形で良いことを挙げていきましょう。
嫌な思い出のなかに、小さな良いことが見つかればラッキーくらいの気持ちで取り組んでくださいね。見つからなくても、何も損はしませんよ。
無理やり探す例
(例)病気で寝込んでしまって、お出かけができなかった
- 家族との時間を作ることができた
- 心配してもらえた
- 前から読みたかった本を読むことができた
- 目の疲れが癒された
- 熱があったのでお風呂に入らなくて良かった
- 会社を休むことができた
- 他人と話さなくて済んだ
意外と良いこととも捉えられることがわかると思います。
私は小学生の時に毎月といっていいほど体調を崩してお医者さんに通っていました。健康で運動もしっかりしているのに、気が付くとのどが痛くなって熱を出していたのです。
このことについて同じように考えてみると、家事にパートにと忙しくしている母親に心配してもらいたかったのだと気付けました。
風邪をひくことで、母親との時間が得られたのです。
このように、一見すると最悪だと感じていることも、他の視点からみると素晴らしいこともあるのです。
最初のうちは、本当に無理やり。ですがこれでいいのです。物事の解釈は無限にあると気付くことができれば大成功。
自分の感情を観察して、楽しかったり心地よいと感じられる場所まで深堀りしていきましょう。
まとめ
最初は無理やりにポジティブに考えているような違和感が出ますが大丈夫です。
今までの考え方は、長く自分で正しいと思ってきた結果感じられているもの。ワーク1回の短時間ではなかなか入れ替えるのは難しいのです。
この違和感がなくなるように、嫌なことがあるたびに裏側にある恵みを感じるようにしてみて欲しいのです。
繰り返すごとに徐々に無理やりポジティブにしているような違和感はなくなってゆき、最終的には良いことに囲まれることでしょう。
いいことが見つけられる人になると、望むようなことばかりに囲まれることになります。心の筋トレだと思って継続して実践してください。