人生を豊かにするための基本として、自分のことを知らなければなりません。
何を経験するにも自分を通してしか世の中をみることができないからです。ただ、私たちはどうしても他人にどう思われるかを意識しながら生きているため、大人になるにつれて自分のことが分からなくなることがあります。
今回は、本当の自分とはどんな人だったのかを思い出すワークとなります。
あなたは魅力的なものしか持っていない
今日のワークでは、自分とはどのような特徴を持つかについて考えていきます。ひとつ言えるのは
あなたは素敵な部分しか持っていない
ということ。思い込みや常識などを出してくると一見すると、欠点に感じてしまっていることもあると思います。ですが、実はその裏にある長所が見えなくなっているのです。今回は、欠点にある素敵さを感じながらどんどん魅力を書き出していきましょう。
自分の魅力を書き出すワーク(最初の20個)
自分の魅力をどんどん書き出していきます。
キッチンタイマー(時間の終了を知らせるもの)
筆記用具
最初は自分の能力や長所について考えていきましょう。
紙とペンを準備して、思いつくままに書いていきましょう。普段は気にしないくらいに、当たり前にやっていることも大切な事。自分では些細なことと思っているようなものもここでは挙げていくようにします。
この書かれたノートは誰に見られるわけでもないものです。人には知られたくない魅力も文字にしていきましょう。
自分のお気に入りのポイント、他人は気づいていないけれど意外とイケているんじゃないだろうかなど感じているもの。これももちろんOKです。
さぁ、はじめましょう。まずは、5分のタイマーをセットして能力や長所について20個挙げてみてください。勢いがついた方は、40個でも100個でも思うままに書いてみましょう。
自分の魅力を書き出すワーク(中盤の20個)
次に、自分の内側にあるものではないけれど、おかげさまで気分良く過ごせているという環境に関する魅力を書き出していきます。
環境の魅力の例
- 快適に暮らしている家がある
- 日本という安全な国にいる
- 可愛い子供がいる
- ○○という友人がいる
- お腹がすいたら食材を売ってくれる八百屋さんがある
- お水が自由に飲める
環境ってなんだろうがわかりにくいという方は、自分が生きていられる、病気にならずにいられている、暇つぶしをできているなどの理由を考えてみると良いでしょう。
今回も、20個を5分間で考えてみましょう。
もし難しい場合でも、なんとか20個出るまで頑張ってみてください。このワークは正解不正解などなく、すべてあなたの中にしか答えがないものです。他の人に理解されない内容でもOK。是非自信をもって書き出していきましょう。
自分の欠点が実は魅力|書き出しワーク(終わりの5個)
さて、40個の自分の魅力は書き出せたでしょうか。
先ほどまでの自分が気付いていなかった、あなたの魅力に気付けたのであれば良かったです。このワークは自身の気分が上向くほど簡単に見つかります。1ヶ月に1度、半年に1度など、繰りかえし行うことで新しい魅力に気付けることでしょう。
この気付いてノート上に明らかになった魅力が「あなたのパワー」になります。行動するにしても、創造するにしても必ず力になってくれますよ。
今回のワークの最後に、あなたの欠点が実は魅力だったと気付いて、それを書き出すワークを行いましょう。
①欠点を書き出す
まずは、あなたが現時点で自分の欠点かもしれないと感じていることを5個挙げてみましょう。
深く反省するものでもいいですが、軽く思いついたものをパパっと書き出す感じでOKです。ノート1ページの左半分に書いていきましょう。
欠点と考えそうなもの例
- 時間を守れない
- 笑顔で話すことができない
- あまのじゃくである
- 朝起きることができない
- すぐ妬む
- 友達がいない
上手く欠点を書き出すことができましたでしょうか。人によっては長所を書くよりも簡単と感じたかもしれませんね。
欠点が見つかるということは、”改善点を見つけるのが上手”なのでしょう。
②欠点は魅力と気付く
5つの今の段階で、良くないものと考えているものは見つかりましたでしょうか。
このあなたの魅力を下げているかのように見えるものですが、よく観察してみると本当は素敵な特長だということに気が付きます。ただ、固定観念を通して考えてしまうと、どうしてもそのようには感じられません。
真剣に良いところを探すことが大切なのです。上で出した欠点を例にとって、長所と気づくコツをつかんでいきましょう
欠点を長所に変換する
- 時間を守れない⇒自分の感覚を大切にして、スケジュールを立てられる
- 笑顔で話すことができない⇒常に冷静、平常心で対応できる
- あまのじゃくである⇒いろいろな角度から物事を見ることができる
- 朝起きることができない⇒夜遅くまで起きていられる
- すぐ妬む⇒他人の喜びを感じることができる
- 友達がいない⇒自分の好みだけを追求できる
実はすべての欠点の裏側には良い面が存在します。このことに一度気付いてしまえば、以前は落ち込むようなことが起こっても、ほとんど影響を受けなくなっていくでしょう。
かなり便利で有効な方法。
自分に対してネガティブな思いが起こったときには、同じように実は長所が入っていると思い出して使っていきましょう。
まとめ
今回のワークいかがだったでしょうか。20分間をフルに自分のことを考えるという贅沢な時間を過ごしましたね。
あなたが自分の魅力に気付いている量がそのまま、豊かさにつながります。
是非繰りかえし行って、すべて愛すべき魅力だったのだと気付けるようにしていきましょうね。継続は力なりです。
それでは、また10日目の幸せのワークでお会いしましょう。