偶然の産物から始まった発酵食品。その歴史は非常に古く、誕生から7,000年とも言われています。
もともと、保存食としての役割が強かった発酵食品ですが、現代では美容や健康のために発酵食品を食べる人も少なくありません。
そんななか、特に注目したい発酵食品が「ぬか漬け」です。
手間がかかり、扱いが難しいイメージのある自家製ぬか漬けも、最近はお手軽に楽しむことのできる製品がどんどん登場しています。健康のために始めるぬか漬け生活。せっかくなら、化学調味料無添加の本格ぬか漬けの素を選んでみましょう。
夏にはぬか漬け
美容や健康に良いとされるぬか漬けですが、特に夏にオススメの食品なのです。
肌荒れ防止に
最近は一年中マスクをする生活となり、夏は汗でマスクのなかが蒸れてしまうこともしばしば。
なかには、肌が荒れてしまったという方もいるのではないでしょうか?
ぬか漬けに含まれるビタミンAは、免疫力アップや抗酸化作用がありお肌を健康に保ちますよ。
あっさり
今回紹介するお手軽ぬか漬けの素は、1日程度の浅漬けが基本なので、あっさりとしたお味に仕上がります。
あっさりとした味と程よい酸味で、食欲のない夏にもさっぱり食べることができます。
塩分補給
汗を多くかく夏は、ぬか漬けを食べることで塩分補給をすることができます。
食べすぎは塩分過多になってしまい注意が必要ですが、汗をたっぷりかく生活をしている方や、気温の高い真夏にはオススメです。ミネラルもバランスよく補うことができますよ。
手軽にできるぬか漬けなら手間なく簡単
ぬか漬けは、手間がかかったり扱いが難しいと感じている方も多いと思います。
ところが、最近では手軽にできるぬか漬けもたくさんあり、気軽にチャレンジしやすくなっているんですよ。初めて自家製ぬか漬けに挑戦する方が、市販のぬか床を選ぶ際のポイントを見ていきましょう。
毎日混ぜなくても良い
ぬか漬けは、酸素を取り入れるために毎日混ぜなければいけないと思っていませんか?
最近は、週に1~2回混ぜるだけというお手軽商品が多くなっています。手間がかからないので忙しい方も挑戦しやすいですよね。
少量で管理できる
ぬか床は、大きな容器で大量に作る必要はありません。袋のままぬか漬けを作ることができる少量サイズのぬか床も増えています。大きな容器のように混ぜるのに苦労しないため、ぬか床の表面と底の方で状態が変わってくるということもありません。
冷蔵庫で保存できるので安心
ジッパー付きの袋や小さなホーロー容器など、少量でも作ることができる製品は、冷蔵庫に入れることができます。
お手軽サイズの商品は、もともと冷蔵保存のものが多いのですが、たとえ冷暗所などで保存するタイプのぬか床でも、真夏の気温は非常に高く、家のなかで涼しい環境を保つのが難しくなっています。
冷蔵庫に入れることができるサイズであれば、夏場も安心して使うことができますね。
オススメ商品と味わい
初心者の方に特にオススメの、ぬか漬けの素を紹介します。最初は塩分が強めなので、浅漬けで食べるのがオススメ。
段々ぬか床が落ち着いてきたら、ぬか漬けらしいしっかりとした味わいを楽しむことができますよ。
無印良品 発酵ぬかどこ
発売当初は、人気で売り切れ続出となった商品です。
無印良品の発酵ぬか床にはビール酵母が入っており、発酵を促しているためすぐに漬けることができます。最初はやや臭いが気になることがあるかもしれませんが、何度か漬けていくうちに臭いは落ち着き、美味しく食べられるようになりますよ。
やや塩分が強めなので、漬物好きの方にオススメです。
よしま農園 熟成ぬか床
自然栽培(無農薬)の米ぬかと天日塩に、大根や昆布の旨味をプラスした商品。本格的に始めたい方向けの大容量1kgと、気軽に始めたい方向けの少量タイプの500gから選べます。
しっかり熟成し、旨味も十分にあるので味わい深く、誰でも美味しいぬか漬けを漬けることができます。
タマちゃんショップ タマちゃんのしあわせぬかどこ
健康食品を取り扱う専門店「タマちゃんショップ」の、余計な物は何も入っていないシンプルで美味しいぬか漬けです。
このぬか漬けは、自分でぬか床の素を水と合わせるところから始めます。それでもハードルが低いのは、袋の中で少量サイズで作ることができるため。これまで紹介した商品と同じようにすぐに漬けることができ、週に1~2回混ぜるだけで良いのです。
さいごに
夏にオススメということで紹介してきたぬか漬けですが、ぬかにはビタミンB1や植物性乳酸菌も多く含まれています。
ビタミンB1は糖をエネルギーに変える大事な栄養素。さらに植物性乳酸菌には、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあります。
さまざまな効果のあるぬか漬けなので、この夏ぜひチャレンジしてみて下さいね。