思い込みは意外と身近!「猫の人間換算年齢」で考える

人は誰しも心の底に思い込みがあります。

ただ、普通にしていると「わたしは普通、思い込みなんてないよ」と感じたりするもの。

今回は、我こそは思い込みなし人間と感じている方へ向けて、普通と思っていることが不安定なものであることをお伝えしていこうと思います。

常識的になぜか信じられているもの

当たり前って、いつから当たり前なんだろう。しっかり考えてみると自分の中に完全に定着している知識があったりして面白いです。

おそらく多くの方が持っている常識として

「猫の一年は人間の4年分である」というもの。動物になった人間はないというのになぜこのように考えられるのでしょう。猫好きの方とお話をしていると、この子はもう15歳だからもうおじいちゃんなの。と人間に換算した時の年齢で猫ちゃんの紹介をされたりします。

一般に猫の年齢の人間の年齢換算は、生後1年で約18歳、1年で約24歳、その後は猫の1年は人間の約4年分として換算されます。

猫の平均寿命は約15歳といわれており、人間の平均寿命76歳に当てはめて計算されているようです。

実際に計算してみると、近年猫の平均寿命は延びているということもあって、人間としてはありえないほどの高齢の猫がいたりしますよね。このような事実があっても、案外みんなこの4倍換算を信じているのです。

これが思い込み。

犬の年齢換算は最近進化している、それでも

これは犬でも同じです。犬は人間の7倍の速さで年齢があがるという計算方法が一般的にありました。

最近はアメリカのカリフォルニア大学の研究で遺伝子で年齢を判断する論文が発表されています。

この研究論文の結果では、今までの計算式はは正しくないという結論になっていたりするのです。論文によると以下のような計算式で年齢推算をするらしいです。

人間の年齢 = 16 × ln(犬の年齢) + 31
ln:自然対数(ネイピア数 e ≒ 2.71828を底とする対数)

この式は、犬の年齢と人間の年齢が単純に一定の倍率で増えないことを示しています。従来の人間換算では150歳などになるようなことがありましたが、この方法だと人間に当てはめても無理のない年齢になります。

とてももっともらしい。

ただ、それが科学による証明だったとしても、やはり一度は考えてみてほしい。

「動物になった人間はいないのに年齢がどうしてわかるのか」

根拠のないものを意外と信じる

常識のように考えられていて、なんとなく正しそうだけど実は変なこと。意外と身の回りには多く存在します。

すべてに疑いを持つというとネガティブな印象にとらえられてしまうかもしれませんが、「本当かな?」の視点はとても大切です。

当たり前というものがないと感じられるようになると、実は確かなものってないということに気づくことができるようになります。

 

この気づきは人生において非常に重要。

自分の人生は結局のところ自分が感じていることや自分が体験していることでしか判断できないということが理解できます。

すごくパワフルで、人生何事もチャレンジしようという意欲も湧いてきますよ。

 

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