さあ、お風呂にはいろうと湯船に水をためた時
お風呂の水が青い
と気付いたことがある方、多いのではないのでしょうか。新築のおうちや引っ越したばかりの家でこのようなことにあうと、もしや欠陥ではと思ってしまうこともありますよね。
ですが、この現象は基本的には全く問題ないのです。何か不純物が入っているわけではなく、水の性質によるものなのです。
今回はお風呂の水が青い理由とそこから考えられる世の中のしくみについてのお話。
お風呂のお水が青いのは光の吸収による
ここでまず、知っておかなければならないのが、光についてです。
白い光が見えると思いますが、実は赤・青・黄色・緑・紫など様々な色の成分が集まって見えるのです。ちょうど空にかかる虹が七色に見えるのが同じ理由です。
大抵のお風呂の場合には、蛍光灯や自然光が入る窓が付いていて基本的にはこの白い光で明るくなっているかと思います。
また、お水は透明に見えると思いますが、成分としてはH2Oと書かれる分子。この水分子は、特徴として、ある振動の光を吸収するのです。
光のうち波長の長い赤~黄色の光が水に吸収され、青い光だけが通過する。
そして、通過した光が浴槽に反射。これで水は青くなっているように見えるのです。
このことは、スキューバダイビングをしたときに海の中の色が青いのと同じ。青だけが雄水の中を真っ直ぐ進んでこれるので、目には「青い」と判断されるのです。
銅イオンの溶け込みや化学物質の溶け込みの可能性は低い
お風呂のお湯を構成する分子であるお水が青色以外の光を吸収するために、青いことがわかりました。
実際にネット上にある情報では、配管の銅イオンが溶け出しているというものがありますが、ほとんど現実的ではありません。
本当に気になるのであれば、浄水器でイオンを除去した水を入れてみてください。全く変化しませんから。
ちょっと昔のお風呂は木であったり、青や緑のプラスチックでできたりして気付きにくかったのでしょう。最新のお風呂はアイボリーやホワイトなど白系のものが多く、表面はツルツル。
ちょっと前よりも青く感じやすくなる環境になっているのかもしれませんね。
世の中の見えていることも幻想かも
お水が青く見えるというだけで、大抵の人はお水に何か入っていると錯覚してしまうもの。他のものも自分の認識と本質とは違っているかもしれないと思っておくほうが自然でしょう。
たとえば、今日お仕事ではじめてあった男性がいたとします。
こんなそっけない態度を受けたとしたらどうでしょうか。きっとあなたは相手の男性に対して
- 挨拶のできない無礼な人
- やる気のない人
- 嫌われているかも
このいずれかのような印象を持つのではないでしょうか。相手に対して良い感情は持たないのが一般的かも知れません。怒りを覚える人も中にはいるかも。
ただ、後になって別な人からこんな話を聞いたとしたらどうでしょうか。
「あの男性、実は先日家族を皆交通事故で亡くされたんですよ。」
今回の例は極端な例でしたが、男性の本質を見誤る可能性について体験できたかと思います。見える出来事について、自分の観念ですぐに判断するのが人間の性質と言うのもあると思います。
ですが、このような認識のミスが起こるのですから、感情が極端に動くものの見方を改めて何ごともフラットに見つめることが大切だと思うのです。
本質など誰にもわからない。そうだとしたら、自分でできることは心を穏やかに保つ見方をしておくことでしょう。自分の幸せのためにも、周りの人のためにも。
まとめ
今回はお風呂にためたお水の色が青いのが幻想であるということを説明しました。
お水自体の性質で見え方が変わっているだけというのは、お風呂の例だけではありません。
何かを見て怒りや悲しみを覚えたときには、もっと穏やかであれる考え方はないのかと思い込みを手放す方が心の状態は健康になれると思います。
是非、日々トレーニングしてみてください。