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お清め

出かけるときに火打石でお清め|初心者でも簡単な道具はコレ!

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時代劇や歌舞伎役者さんなどテレビの中では家から出るときに奥さんが後ろから主人に火打石でカンカンと火花を作る傾向をみたことはあるでしょう。この火打石で火花は「切り火」といいお清めの効果があるとされます。

出かける方の右肩後ろで切り火をすることで「相手の無事を祈る」効果があるんです。

現在でも花柳界やとび職人など、縁起を重視する業界では毎朝切り火で邪を払い無事に帰ってこれるようにお祈りする習慣が残っている場所もあります。

切り火の始まりについて

昔は火をつけるということが非常に大変でした。古代では木をくるくるして摩擦熱でどうにか点火していたのはご存知の通り。このような貴重品「火」ですから、一度かまどに付けたらその日を絶やさないでいることが非常に重要だったんです。

火花自体に空気を綺麗に整える効果がありますし、火を大切に思う気持ちを、見送る相手と重ね合わせることで、より祈りをイメージしやすいようにしたのですね。

火打石というと石と石をぶつけて火花を出すイメージがあると思いますが、切り火の時には火打石と金属(火切鎌)のセットを使います。

切り火の注意点

出かける方に切り火をするときには衣服に直接火花を落とさないこと。化学繊維の場合には簡単に溶けてしまい、穴が開きます。肩のあたりのなにもない部分に火を起こせば大丈夫です。また、ガスの出ている時やスプレーを使った直後に切り火は避けるようにしましょう。可能性は低いですが可燃性のガスに着火する可能性があります。

 

案外難しい切り火

火打石と火打ち鎌で火花をつくるのは、はじめのうちは意外と難しいんです。つい初心者の場合には金属と石を太鼓を打ち鳴らすようにガツガツとぶつけがち。ぶつけても火花は出ませんし、石が砕け散ります・・・

火打石で上手に火を出すときは、感覚としてはマッチを着火するために擦るイメージに近いです。

石のとがった部分を火打鎌の金属面に平行に、ギリギリ触れるくらいの位置で動かします。金属と尖った石が触れた瞬間火花がしっかり出ます。

私自身野球をやっていたことがあるのですが、金属のスパイクをコンクリートに擦るように蹴り上げると綺麗な火花が出るんです。もし野球経験があるかたはそのイメージで火打石を使ってみましょう。

 

初心者でも簡単に火花ができる火打ち石

簡単に切り火をするためには火打ち石よりも鎌の方を初心者用にすると良いです。

火打石の製造を行う、吉井本家さんのものです。

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私も一番最初に購入したのは、火花が出やすい材質でできている火打鎌でした。金属と炭素を混ぜた合金で鎌の部分ができているので、金属が石との摩擦で削れやすいようになっているんです。多くの神社が神具を購入している伊勢の宮忠というお店にもちゃんと置かれているものですので安心くださいね。

簡単に火花を出すための火打石

火打石もしっかりと選ぶと火花を出す難易度が下がります。

私が長く使っている石は上の写真のような、瑪瑙石を使っています。光にすかしているのですが、色の薄い部分お分かりいただけるでしょうか。

この部分は薄く石器のやじりのような鋭さがあるんです。実際に刃物ではないので、切れることは無いですがおもちゃの刃物くらいにはとがっています。火打石は尖っている部分がある方がつけやすいのです。一気に切り火の難易度を下げたいなら簡単な火打ち鎌を、そして鋭利な部分のある火打石を購入しましょう。

火打石の石の鋭利な部分は、「マッチのように」使えないとすぐに割れるので、是非練習してみてくださいね。

火打石と火打ち鎌の持ち方

利き手で火打石をもち、反対側で火打ち鎌を持ちます。

右利きの方は石が右手、左手に鎌ですね。この状態で鎌を固定し、右手の石を手前から奥に向かって打ち擦りましょう。

何回か練習するまでは火花の出方がわからないと思いますので、引火しやすいものの近くでは切り火をしないようにしましょう。

「切り火でいってらっしゃい」の作法

実際にいってらっしゃいと人を浄化するのに火打石を使った切り火を行うときの最も簡易的で一般的な方法は

出かける人の右肩口に後ろから2、3回カチカチと切り掛けるというものです。

私の感覚では3回火花を出すのが最も感触が気持ちいいのでおすすめ。対人にするときには火花がかからないようにやや離して使いましょうね。

また、人意外でも場所を清めたい場所ときも3回の火花を出すようにカチッカチッカチッとお清めしましょう。

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ma-ko

科学の世界にどっぷりとつかり、企業で研究者の道を進んでいったものの。昔から神様が身近にいたことに気付く。 趣味のお城めぐりと一ノ宮めぐりをするうちに徐々に神話の世界と心の平穏について考えるように。現在はフリーランスのWEBディレクターとして楽しんでいます。

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