【神社の基礎知識】摂社と末社の違いを解説するよ

神社に参拝にいくと、本殿や拝殿の他に小さな社が神社境内や鳥居などの入り口の近くにあるのを見たことがあると思います。これらを摂社あるいは末社と呼びます。

歴史のある神社や格式の高い神社ではその数も多いことがあるので、観光で訪れるような有名神社ではより気づきやすいかもしれませんね。例えば伊勢神宮の内宮では摂社は27、末社は16にも及ぶといいます。

意外と使い分けが知られていないのが摂社と末社の違い。神社参拝に慣れていてもどっちがあっちの意味だっけ?なんてわからなくなることもあるでしょう。今回は摂社・末社がどのようなものなのかについて解説していきます

摂社と末社の意味

一般に摂社は本殿に祀られている主祭神とゆかりの深い神様が祀られているお社です。関係性の深い神様の例として、父母神や妃神、御子神などがあり、ごく近い家族であるものをいいます。

一方で、末社とはそれ以外の神様が祀られています。

正式には摂社と末社は分かれますが、神様をたどると元々は一つ。神社の境内にあることを総称して境内社と呼ぶことも多いです。逆に境内の外に関連するお社があることがありますが、これは境外社(けいがいしゃ)と呼びます。

摂社と末社の格式に違いはあるの?

一般的な解釈によると、摂社の方が末社よりも社格が高いとされることが多いです。ただし、末社に祀られている神社は古くからその土地で地域の方に信仰されてきた地主神(とこぬしのかみ)である場合が多くいので実は本殿よりも由緒は古いことがあるので一概にどちらが格が高いということはないように感じます。

また、その時の時代に合わせた神様を摂社・末社に勧請することもあるので信仰の古さは様々になります。時代の流行も影響します。例えば中世以降に武士や庶民の間で人気のあった神様として八幡信仰、稲荷信仰などがあり、現在でも多くの神社が残っていますよね。

いずれにしても摂社・末社ともに古来より人々の信仰の対象であり、本社と同様に大切な神様が祀られているものです。分け隔てなく感謝の気持ちでお参りすると良いでしょう。

御子神の意味は?

御子神(みこがみ)は、神社において親子の関係にある神が祀られる場合に子に当たる神様を呼ぶときの名称です。他の言い方としては苗裔神(びょうえいしん)ともいいます。摂社にも子供の神様を含めて主祭神と近い神様が祀られていますが、御子神は親子ともに主祭神である場合や、親神が主神でその子も共に祀る場合に呼ばれます。

まとめ

案外知られていない摂社と末社の違いについてご理解が深まりましたでしょうか。歴史について詳しくなくとも、摂社と書かれいたら家族にもご挨拶しておこうかなという気持ちでお参りすると気持ちいいですね。

また、このブログでは摂社と末社に明確な区別をせずに記事を掲載していこうと考えています。摂社・末社・摂社末社・境内社などといろいろな表現をしてしまうことがありますが、どうか本来はこの神様の本当の姿はこちらだから摂社だろうなどと不快な思いをされませんよう。もともとは一つを信じて温かく見守っていただけると幸いです。

 

最新情報をチェックしよう!
>【無料メール相談】どんなお悩みでも大丈夫です

【無料メール相談】どんなお悩みでも大丈夫です


願いを叶えたい・自分のやりたいことが見つからない・人間関係が上手くいかないなど、行き詰りを感じたら、相談してください。

幸せを感じるということが非常に難しくなった世の中。実はちょっとしたきっかけで安心に包まれた生活に戻ることはできます。

相談するだけでも、心が軽くなりますし、解決できれば気分も良くなるでしょう。 期間限定で無料メール相談できますのでご活用ください。

今より気が楽になり、必要であれば具体的解決策もアドバイスいたします。

CTR IMG