学校でも習うこともある「足るを知る」という考え方。
現代においては身分相応の満足を知りなさい、という意味合いで使われることが多いですよね。
節約や節制といったもったいないという精神と合わせて説明された方もいることでしょう。最初に使ったのは古代中国の思想家である老子だとされています。
では、実際に老子はそのような言葉を残すでしょうか。おそらく、そのような意味で使ってはいないのです。今回は「足るを知る」の本当の意味についてお伝えします。
足るを知るの本当の意味で人生が楽になる
実は足るを知るの本当の意味を理解すると、おどろくことに人生が楽しくなってしまうのです。意味がわかって人生に変化があるとは信じられないですよね。
ただ、これは間違いなく事実。ですので、これは理解しなければ損なのです。
さっそく意味について考えていきましょう。
足るの意味を理解しよう
今回学んでもらう「足る」の意味ですが、シンプルに満足というものでよいのです。これが理解できていないことが多いのです。
一般的に使われている「足るを知る」では、心のそこではこのように思っているのではないでしょうか。
このような考え方はちょっと前までの日本でよくある形でした。腹八分目が美しいというような精神論とも関わる考え方ですね。
このような考え方は、自分の本当の気持ちを無視しているため本当の意味では満足できていないのです。「足る」もどき、不満足の状態ということになります。
この従来の考え方に対して、今回説明する満足は心の底から納得できた上で足りているという気分の状態のことを言います。近い言葉で表すなら
- ちょうどいい
- 必要な分は常にある
- 感謝
このようなものとなります。この感覚でいられるようになることで、最初にお伝えした人生の好転を確実に得ることができるのです。
本当の足るを知るを会得すると
本当の意味で足るを知るを自分のものにできると、精神的な豊かさを獲得できるのです。
しっかり理解できていれば、不足することはないですし何があっても大丈夫という安心感に包まれます。将来こうなったらどうしようという不安はあなたから消え去ることでしょう。
起きる出来事は、すべて今のタイミングがベストと思い続けていることができ、結果として現実が楽しく変化していくのです。
最初は信じられないでしょう、でもね
このような話は、まだ不安や後悔の気持ちが多い状態にある人が聞いてもなかなか信じられないものです。
現実が変わらないのに思い込みで無理やりに楽しくしているじゃないかと。
不思議なこの現象は本当に思い込みなのかもしれません。ただ、満足していないのに満足したように思い込むのか、常に満足であると思い込むのか。どちらにしても思い込みでしかないのです。
もし、どちらを選んでも思い込みなのだとしたら、今幸せになれる選択をしたほうが、ちょっとお得ですよね。是非お試ください。