待乳山聖天のおみくじ解読・解説【1〜10番】

待乳山聖天(東京・浅草)は浅草寺のすぐそば、隅田川沿いの小高い丘の上に鎮まるお寺。待乳山聖天の読み方は「まつちやましょうでん」となります。

正式名称は本龍院。創建はなんと飛鳥時代の595年で、浅草寺の子院のひとつとして1400年以上の歴史を持っています。

待乳山聖天は読めない!?

こちらのおみくじは、「読みにくい」として有名です。

使われているのは「元三大師みくじ(元三大師百籤)」。五言四句の漢詩で運勢が記されており、現代語とは違う表現が多く、引いたはいいけれど意味がよくわからないという方がとても多いのです。

しかも個別の運勢についても、文字が崩してあって、慣れていないと日本人でも読みとれないかもしれません。

このページでは、1番〜10番の漢詩を読み仮名つきで掲載し、できるだけわかりやすい現代語に解読してお伝えします。

 

待乳山聖天おみくじの意味解説・解読

1番 大吉

七宝浮図塔(しっぽうふとのとう)
高峰頂上安(こうほうちょうじょうにやすんず)
衆人皆仰望(しゅうじんみなぎょうぼうす)
莫作等閑看(とうかんのかんをなすことなかれ)

願望十分に叶うべし
病人本ぷくすべし
待ち人来るべし
失せ物出れどもおそし
やづくり、てんたく、よめとり、むことり、たびだち、人を抱へる万よし
万事つつしむべしゆだんあらばわざわいあるべし

金銀など煌びやかな七宝で作られた仏陀の塔が、高い峰の頂上にそびえ立っています。人々は皆これを仰ぎ見て尊ぶけれど、ただ見た目が素晴らしいからではなく、その本質を見なければなりません。

このおみくじを引いた方は、威勢が良く多くの人から尊敬されるような存在です。人の上に立つだけの器を持っているからこそ、言動を慎み、驕らないことが大切。その姿勢を忘れると、周囲から疎まれて勢いを失うことになるでしょう。

2番 凶

月被浮雲翳(つきはふうんにかげせらる)
立事自昏迷(りゅうじおのずからこんめい)
幸乞陰公祐(こいねがわくばいんごうのさいわい)
何慮不開眉(なんぞまゆをひらかざることをおもんばからん)
月が浮き雲に覆い隠されてしまい、何かを始めようとしても先が見えず迷いが生じます。お月様に「早く明るくしてください」と助けを求めても、あにはからん、月はなかなか笑顔を見せてくれない。
真理の月は当分あらわれないものと覚悟して、何ごとも悪あがきせず、時節の到来をじっくり待ちましょう。

3番 凶

愁悩損忠良(しゅうのうちゅうりょうをそんず)
青霄一炷香(せいしょういっしゅのこう)
雖然防小過(しかりといえどもしょうかをふせぐ)
閑慮覚時長(かんりょがくじながし)
煩悩に心を乱していると、せっかくの真心もだいなしになってしまいます。そのような時に青空に向かって線香を一本焚いても、何の役にも立ちません。しかし、自暴自棄に陥らず、身辺の小さな過ちは防ぎながら、じっと我慢して時を待つのが良いでしょう。
賢い人でもタイミングが合わず、本来持っていた志を失うような状態です。何ごとをなしても効果なく、思い通りにいかない。やけにならず、がまんして時を待ちましょう。

4番 吉

累有興雲志(しきりにこううんのこころざしあり)
君恩禄未封(くんおんろくいまだほうぜず)
若逢侯手印(もしこうしゅいんにあわば)
好事始忩忩(こうじはじめてそうそうたり)
大きなことをしようと心は勇むが、世間からの待遇の向上はまだ感じられない。しかし、目上の方からお墨付きが得られれば、次第に運気は開けて状況は改善されるでしょう。
龍が棲家に潜んで空に昇るタイミングを待つように、人も成果を上げる時まで待つことが大切です。成功するかどうかは時の運。大師様を念じて、日々の行いを正しく保ちながら、今は慎み深く待ちましょう。

5番 凶

家道未能昌(かどういまださかんなることあたわず)
危危保禍殃(きゝとしてかおうをたもつ)
暗雲侵月桂(あんうんげっけいをおかす)
佳人一炷香(かじんいっしゅのこう)

一家の運勢はまだ安泰ではない状態にあります。非常に危うい状態で禍をはらんでいる。それはちょうど黒い雲が月を覆い隠しているようなもので、時々月が顔を出すかもしれないけれど、それも線香ひとくべの短い間だけで、また隠れてしまいます。
苦労の種は尽きない。少し良くなったかと思っていると、それも束の間、また悪くなる時期です。心を正しく保ち、誠実に信仰を続けながら、幸せが訪れるのをじっくり待ちましょう。

6番 末吉

宅墓鬼凶多(たくぼにききょうおおし)
人事有爻訛(じんじこうかあり)
傷財防損失(ざいをいいたんでそんしつをふせぐ)
祈福始中和(さいわいをいのってはじめてちゅうわす)

家や墓まわりに凶の気が多く、身辺の出来事に嘘と真実が混ざり合って混乱が起きそうです。お金のことを心配して損失を防ぎ、神仏に福を祈ることで、ようやく人の本道に立ち返ることができるでしょう。
まるで道に迷った後に正しい道に出るように、自分の過ちを改めて誠実に行動することで、次第に幸せが訪れてきます。今は焦らず、心の平和を大切にしましょう。

7番 凶

登舟待便風(ふねにのってびんぷうをまつ)
月色暗朦朧(げっしょくくらくもうろう)
欲碾香輪去(こうりんをきしってさらんとほっせば)
高山千万重(こうざんせんまんじゅう)
順風を待って舟出しようとしたが、今まで明るく輝いていた月が暗く曇ってきた。陸路に切り替えようとすれば、今度は高山が延々と続いてとても進めそうにない。
鳥がその翼を失ったような状態で、どちらへ進もうにも困難が立ちふさがっています。急げば思わぬ不幸がやってきます。常に誠実さを忘れず、大師様を念じながら、良い時が来るのをじっくり待ちましょう。

8番 大吉

勿頭中見尾(とうちゅうびをふんべつすることなかれ)
文華須得理(ぶんかすべからくりをうべし)
禾刀自偶然(かとうおのずからぐうぜん)
当遇非常喜(まさにひじょうのよろこびにあうべし)

物事の始まりに結末を決めてしまってはいけません。才能はその能力に見合った形で発揮されるもの。思いもよらない大きな収穫があり、立身出世していくでしょう。
順風に帆を上げるように、次第に才能が認められ成功していきます。心を高く保ち、徳を誇らず誠意を尽くしていれば、幸せは自ずとやってくるでしょう。

9番 吉

有名須得遇(ゆうめいすべからくあうことをうべし)
三望一朝遷(さんぼういちごにうつる)
貴人来指処(きにんきたってところをさす)
華果応時鮮(かかときにおうじてあざやかなり)
非常に順調に名声が世に知れ渡り、すべての望みが思い通りになっていきます。目上の人物に引き立ててもらうことができれば、名誉だけでなく利益も得られるでしょう。
まるで龍が天を昇るような勢いのある状態です。大師様を念じて素直に正しい道を進んでいれば、願うように成功できるでしょう。

10番 大吉

旧用多成破(きゅうようおおくやぶれをなす)
新更始見財(しんこうにはじめてざいをみる)
正求雲外望(まさにうんがいののぞみをもとむ)
枯木遇春開(こぼくはるにあいてひらかん)

昔から続いてきた多くの物事がついに破綻し始めます。古いものを新しいものに更新することで、はじめて財政は安定するもの。細い月がだんだん満ちて満月になるように、あるいは、一度枯れた冬木も春になって再び花を開かせるように、新しいことへの挑戦が実を結ぶでしょう。

自分の中にある過ちを直し、持っている道具や環境を整えて新しい気持ちで物事に取り組みましょう。正しい心持ちで王道を歩めば、幸せがいよいよやってきます。

待乳山聖天ってどんなお寺?

ご本尊は大聖歓喜天(聖天様)。身体健全・夫婦和合・商売繁盛のご利益で知られ、古くから庶民に親しまれてきた神様です。
境内のあちこちに「大根」と「巾着」のモチーフが描かれているのが特徴的。大根は夫婦和合・無病息災、巾着は商売繁盛を表しています。参拝の際に大根をお供えするのも、このお寺ならではの習わしです。
毎年1月7日には「大根まつり」が開かれ、聖天様にお供えされた大根で作った風呂吹き大根が振る舞われます。下町らしい温かみのあるお寺です。

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