お正月のおもちの雑学「餅は最初は小麦粉だった」

お正月にはお餅がないと始まりません。

お雑煮、きなこ餅、あんこ餅とどんな食べ方でも、あの白いモチモチとした食べ物があれば不思議と新年を迎えたなという気持ちになりますよね。

今回はお正月にふさわしく、お餅のお話です。

おもちの漢字「餅」の意味

今ではおなじみのお餅、もち米をついて作られるのは皆が知っていることでしょう。

ですが、実はこの「餅」という漢字は、字が生まれたとされる中国では小麦粉をこねたものを表すものだったのです。

現代のお料理でいうと、すいとんやちくわぶ、うどんのような食べ物ということです。意外ですよね。

 

この漢字が日本に輸入された時には、鳥を捕まえる「鳥黐とりもち」という糊のようにベトベトした粘り気のあるもの全般に使用されることになります。そしてお米を使った現在のオモチも同様にこの漢字「餅」が使われ、「餅飯もちいい」と呼ばれるようになりました。モチという音は先に日本にあり、これは粘り気を表す言葉だったとされています。

ここから時間が経過するにつれて、省略され「餅(もちい)」となり、さらに「餅(もち)」という名前に変化したのです。

ちなみに鳥黐の材料は、もち米でも小麦粉でもありません。トリモチという木の樹皮からつくられる粘着力の強い素材なのです。古くから日本ではこれを「モチ」と呼んでいたのですが、徐々に食べるお餅が主流になってきて、鳥黐と区別されるようになった歴史があります。

 

お米の餅の起源は?

漢字の「餅」が中国から伝わった話をしていきました、しかし食べ物としてのお餅はもっと古くから日本に存在していたのです。

お餅の原型となっているものは、縄文時代の後期に稲作の伝来とともに日本にやってきました。東南アジアから伝わったとされています。

当時の稲作は水田を使わないもので、古代米と現代で呼ばれるような赤いお米を食べていました。このお米を蒸して、潰してかためる。これがお餅の原型です。

 

やがて平安時代となると、餅は慶事に欠かせないおめでたい食べ物になります。正月飾りの鏡餅もこの時代に生まれたものです。

縁起物として考えられるようになったお餅は、現在に至るまでにお正月や各種節句とよばれる人生の節目にお餅やお団子を食べる風習になってきたのですね。

 

まとめ

今回はお餅の起源についてお伝えしました。

全国によっていろいろな食べ方があって、それぞれに特徴があるということからもお餅が皆に愛されてきていることがわかります。お正月にお餅を食べるときには、地域やこれまで文化をはぐくんでくれた先人たちへの感謝をもっていただくといいかもしれませんね。

 

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