須山浅間神社(静岡県裾野市)世界文化遺産の中に鎮座する歴史ある神社

須山浅間神社とは?

静岡県裾野市に鎮座する須山浅間神社。創建は第12代景行天皇の時代にさかのぼる、歴史の古い神社になります。

富士山とともに世界文化遺産に登録されているということで、一度は参拝したい神社です。境内には清浄な気があふれ、近年はパワースポットとしても有名になっていますよ。

御祭神は、安産や子授けのご利益が有名な木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)ということで、無事に出産を迎えたい方がお参りすると良い神社です。

須山浅間神社の御祭神

主祭神:木花咲耶姫命

相殿:天津彦火瓊々杵命、大山祇命、天津彦火々出見命、天熊大人命

ご祭神の神話

須山浅間神社の御祭神は、木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)。山の神さまである大山津見神の娘で、磐長姫命(イワナガヒメノミコト)の妹にあたる女神様です。

木花咲耶姫命は、農業、漁業などの守護、火難除け、安産・子授けなど、幅広いご利益を持つ神様。中でも、木花咲耶姫命の出産にまつわる神話から、安産のご利益が有名です。

高天原から天下った相殿として祀られている天津彦火瓊々杵命は、地上で大変美しい木花咲耶姫命に一目惚れし、求婚し、結婚を許されました。ところが、たった一夜で妻が身ごもったことを瓊瓊杵命は「国津神の子供ではないか」と疑います。

疑われた木花咲耶姫命は、産屋に入り、「天津神である瓊瓊杵命さまの子供なら、無事に生まれるはず」と言いながら、火を放ちました。燃え盛る炎の中で木花咲耶姫命は無事に3柱の神を産み落としたのです。

この神話から、木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)は安産の神さまとして慕われるようになりました。

須山浅間神社の歴史

近年はパワースポットとしても有名になり、多くの参拝客が訪れる須山浅間神社。伝承によれば、創建は第12代景行天皇の御代に遡ります。

大和武尊(ヤマトタケルノミコト)が東国平定を行ったとき、この地を訪れて創建したのだとか。

その後、第29代欽明天皇の御代の552年に、蘇我稲目(そがのいなめ)が再興しました。981年(天元4年)には平兼盛(たいらのかねもり)が社殿を修理し、また、鎌倉時代には源頼朝(みなもとのよりとも)、戦国時代には今川氏や武田氏が戦勝祈願を行なったという記録が残っています。

数多くの武将から厚く信仰された、歴史の古い神社なのですね。

須山浅間神社の見どころとパワースポット

鳥居をくぐって境内に入ると、静かで清らかな気が溢れています。

本殿

手水舎

御神木

本殿に上がる参道の階段の脇には、樹齢400〜500年と言われる巨大な杉の御神木が。

階段を登りきると、そこに灯籠があります。灯籠には猪目(いのめ)と呼ばれるハート型の穴が開いており、猪目越しに本殿を見ることができますよ。

本殿への参拝を終えたら、そこから本殿を覗いてみてくださいね。

また、須山浅間神社の社務所では、裾野市に工場のある不二家の提供でミルキーとホームパイが参拝者にわけられているのだとか。ミルキーの包み紙はおみくじになっているそうですよ。

古宮

現在の本殿が建てられた1823年まで現在の本殿の場所に鎮座されていたお社です。

御祭神は八坂大神、八幡大神、愛鷹大神、子安大神、疱瘡守護神。現在でもしっかりと神様がいらっしゃるのです。併せてお参りしましょう。

富士山須山口の案内図が境内に

境内には富士山の登山道の案内があります。しっかりと注連縄につける「紙垂(しで)」のついた縄で神聖なものとして扱われていることがわかります。

この須山浅間神社を起点として富士山登頂をめざす、須山ルートは室町時代には成立していた歴史ある登山道なのです。

須山浅間神社へのアクセス

・公共交通機関を利用する場合

JR東海・東海道本線三島駅下車、須山、ぐりんぱ、イエティ方面行きバス乗車50分バス停須山下車徒歩10分
JR東海・御殿場線御殿場駅下車、須山、ぐりんぱ、イエティ方面行きバス乗車35分バス停須山下車徒歩10分

*バスは本数が少ないので、三島駅・御殿場駅からレンタカーを利用すると便利です。

・車を利用する場合

東名自動車道裾野IC下車、県道24号経由15分

まとめ

静岡県裾野市に鎮座する須山浅間神社。富士山とともに世界文化遺産に指定されました。

創建は第12代景行天皇の御代までさかのぼり、大河ドラマでおなじみの武将から厚く信仰された記録が残る、歴史の古い神社です。近年はパワースポットとしても大人気。

最寄りの三島駅・御殿場駅からのバスの本数があまり多くないので、駅からレンタカーを利用するのをおすすめします。ぜひ一度参拝して、猪目の灯籠やおみくじミルキーを楽しんでくださいね。

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