「意識が変わると、見える世界が変わる」という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。仏教や哲学、スピリチュアルの世界では昔からよく語られてきた考え方です。ただ、あまりに抽象的で、実際の生活の中でどう起きているのかはイメージしづらいものでもあります。
この記事では、移動手段や車の大きさが変わると通る道まで変わる、という身近な例を通して、意識の変化が実は無自覚のうちに行動に表れていることを紹介します。
意識が変わると世界が変わるとは?
仏教では、物事そのものが変わらなくても、それを見る心のあり方が変われば体験する世界そのものが変わる、という考え方があります。哲学でも、同じ現実を前にしていても、そこから何を意味として受け取るかは人によって、あるいは同じ人でも時期によって変わるとされてきました。
こうした話は、精神的な成長や悟りといった大きなテーマとして語られることが多く、日常生活とは縁遠いもののように感じられがちです。しかし実際には、もっと小さな、生活のレベルでも同じ現象が起きています。
移動手段で「通る道」が変わる
分かりやすい例が、移動手段による道の選び方の違いです。徒歩なら近道になる細い路地や階段でも通れますが、自転車になるとその選択肢は減ります。車になれば、道幅や一方通行、駐車のしやすさまで考える必要が出てきて、選ぶルートはさらに変わります。
同じ目的地に向かっているのに、移動手段という「意識のあり方」が変わるだけで、実際に通る道はまったく違うものになるのです。これは、意識が変わると見える世界が変わるという考え方の、とても分かりやすい縮図と言えます。
コンパクトカーからミニバンに買い替えて気づいた
実際、我が家も最近コンパクトカーからミニバンへと車を買い替えをしたんです。
私は運転自体は20年ほどのキャリアがあり、車格が大きくなったことへの怖さはほとんどありません。それでも、使う道が明らかに変わったのです。
これまでなら真っすぐ入っていた道でも、道はちょっと細いからと、右に曲がって別のルートを選ぶようになったのです。細い道そのものを特別に嫌がっているつもりはないのに、ほぼ無意識のうちに、別の道を選んでいる不思議。
潜在的ストレスと、自動回避システム
ここで興味深いのは、この回避がほとんど自動で行われているという点です。
「細い道は危ないから避けよう」などと毎回意識的に判断しているわけではなく、気づいたときには右に曲がる方のハンドルを切っている。頭で考える前に、体が先に選んでいるような感覚です。
これはおそらく、顕在化しないレベルのストレスを、体や心が先に察知しているということ。本人が「嫌だ」と自覚する前に、大きい車に乗っているという新しい意識のあり方が、通るルートの違いという見える世界につながっているのです。
まとめ
意識が変わるというのは、必ずしも大げさな悟りや心境の変化を指すものだけではありません。
車を買い替えるといった小さな出来事でも、通る道が変わるというかたちで、意識の変化は確かに表れることがわかりました。
そして、通る道が変われば、通るタイミングも変わるでしょう。タイミングが変われば、すれ違う人や出会う人も変わっていきます。
この積み重ねによって、その後にどんな出来事につながっていくかを考えると、この小さな変化の影響は決して小さくありません。日々の何気ない選択の変化にこそ、自分の意識の状態が映し出されているのかもしれませんね。