桜の木の下で読書をする
桜が散り、いよいよ暖かく過ごしやすくなってくる4月下旬。
この季節は天候の変化が大きく、そのたびに強い風が吹くものですよね。近所のお散歩をしていると、今日も突風で木々がざわざわと音を立てています。
散歩するのには少々歩きにくいので、木陰で読書でもするかと桜の木の下へ。
すると、カサッカサッと周りで音がする。
桜の散った後に出てくる新しい葉っぱが次から次へと落ちてくるではないですか。
まだ色の若い瑞々しい葉っぱが枝ごと落ちてくるのです。桜の花が散ったあともあり、来年の花が少なくなるなぁとちょっともったいない気がしますよね。
ですが、よくよく考えてみると桜の枝が強風で落ちる事はネガティブな面だけではないなと気付くことができます。
桜の枝が強風で落ちることをポジティブに
春疾風で桜の枝葉が落ちてしまうのは、来年の花の量のことを考えるとネガティブなように感じます。ですが、桜の木は来年の春の前には台風という大風に耐えなければならないのです。
台風よりは穏やかな春の風で弱い部分を落としておくことは、来年以降も木が残るために必要なことなのだなと。
台風で根こそぎ倒されないように、空気抵抗を小さくするという自然が起こす間引きなのです。木がずっと立っているために必要なことは自然に任せることで上手くいかせてくれることがわかりますね。
今ツラい人もきっと同じように大丈夫なのだと思うよ
現在問題を抱えて、ちょっと落ち込むことがあったり踏ん張っている方も多いことでしょう。世の中の状況が一見すると悪いように見えて、不安になることもあるかもしれません。
ただ、これは将来の自分にとって間違いなく良いことにつながっていると信じましょう。
これまで生きてきて、最悪だと感じたことがどれほどあったでしょうか。そして、そのいずれも今となってみると良いことに結びついていませんか?
実際この文章を読んでくれている方は、生きているしね。インターネットなんていう贅沢なサービスを享受できる環境にもある。
今不安に思っていることがしばらく続いたとしても、今回だけは最悪な状況になるなんてありえないでしょう。世の中はあなたにとって大丈夫なようにできているんです。
自分の感覚を信じて、力を抜いてみてください。自然に任せるとなんとなく上手くいくものです。
もし、今日の桜の木からひとつも枝葉が落ちないように補強したらどうなりますか?
より強い風が来たときに、もっと対抗する力が必要になるのです。今は楽にして。
お茶でもいっぱい飲んで。まったりと風でも感じましょう。
綺麗に撮影できました、ラッキー。