幸せになりたいと思った時に、まずやめましょうと言われるのが「不満」などのネガティブな感情をもつことだったりします。
このような教えは、間違ってはないと共感できるのですが、特に心のトレーニングを始めたばかりの方にとっては誤解を抱かせやすい内容だと感じます。
その誤解というのは、不平不満はない方が良いけれど、怒ってしまう感情は悪いものではないということです。
ネガティブ感情はもち続けなければ良いこと
人間生きていれば、楽しいと感じることもあれば、面白くないと思うこともあります。
人生を豊かに幸せになりたいと思ったときに本当に良くないことは、起こった感情を持ち続けることなのです。
特にネガティブな感情は、起こるのは仕方ありません。ただ、不満な気持ちを心の中で膨らませて「恨み」に進化させてしまうのがいけないのです。
さらにいうと、ネガティブと言われている感情はしっかりと自分の中にある思い込みをなくしていかない限りは発生は防ぐことは難しいです。そして、人生はそのような経験で新しい感覚をしていくことにあると思うと、むしろ必要があって感情が起こると思った方が正解なのかもしれません。
先に述べたように、感情を長く持つことで幸福度が下がる方に影響してしまうのです。
もし、不満が起こったときには、
「で、自分はどうだったら嬉しいの?」
と自分に問いかけてみること。この質問だけで、心の中で静かに置かれていた本当の願いというものが見えてくるのです。
仲の良い友達がカッコいい彼氏を見つけて嫉妬してしまったとしたら、自分も心から尊敬できる方を見つけたいと思ったのかもしれません。もしくは、その友達が大好きだから変わらずたくさん遊んで欲しいということなのかもしれません。
ネガティブな感情から、純粋な願望に気付くこと。これが本当に有意義な考え方なのだと思います。
不平不満があっていいと思うと楽になる
考え方で豊かになりたいと思っているのに、「こうしちゃダメ」のような教えで反省するようなことは辞めましょう。
しなけらばならないという思い込みを少しずつ、減らしていくことが大切なのです。
今回はネガティブ感情をうまく使う方法をお話しましたが、この考え方すらいつか必要なくなります。
そんな感情も面白いよねと思えるようになったら、あなたの人生のすばらしさを実感できるようになるでしょう。何事も経験。そしてそれを楽しみましょう。