個人のお悩みを聞いていると、皆さんなかなか大変な生活を送っていることがわかります。
今回は多くの方がもっているありがちなケースについて、おすすめの考え方をお伝えしようと思います。
見返りを求める自分と考え方について
今回の質問はこれです。
自分がプレゼントをしたり、お金を工面してあげたり、人材を集めたり。何か相手に対して協力したのに、相手から感謝の気持ちを表現してもらえないという内容です。
職場、兄弟、夫婦関係など、いろいろな関係性でこれに関する相談を受けてきました。
今回はこの質問に対して、心が穏やかになる考え方をお伝えします。
相手からの見返りは決して求めないのが吉
あなたが本気になって、相手に対して何かをしてあげたのに思ったような反応がないのは寂しいですよね。ただ、これは相手に対して期待しすぎた結果なのです。
相手に何かしてあげたのは、本当はあなたがそうしたかったから。
ただ、お礼を言うのが普通とか、喜ぶに違いないという思い込みも持ってしまったために、相手の反応が期待はずれだったときに怒りや悲しみとなってしまうのです。
世の中はこのような考え方が常識となっているのか、お世話する側の方がされる側よりもイライラしている方が多いような気がします。
相手が感謝してくれないからもうしない、と思うのか相手が感謝しなくともまたお世話をしてあげたいと思うのか。これについてしっかり考える必要があります。
とても簡単な考え方
そのお世話を必要としてくれる人がいるおかげで、自分が何かお手伝いができて満足感を得られる。この視点に立つことができれば、相手に対して感謝が生まれてくると思います。
そして、他人のために尽力するときには、見返りはすでにもらっていると感じることです。相手の存在だけでありがたいのに、さらにお礼の反応まで強要したがっているのだから、ちょっと欲深いことだと気付けばいいのです。
「情けは人のためならず」
これは、よく表現できている言葉です。自分がしてあげたとエゴを大きくせずに、謙虚にいることが大切です。