宮崎神宮は、建磐龍命が祖父である神武天皇を祀ったのが始まりだとされ、かつては神武天皇社という名前でした。宮崎県は神話とかかわりが深く、神武天皇に関係する神々を祀った神社が数多く存在しています。建磐龍命の父である鸕鷀草葺不合尊を主祭神とした鵜戸神宮もその一つです。神話の時代からの歴史を持つ宮崎神宮ですが、その存在が全国に広まったのは近代になってからです。
明治維新の際に、天皇を中心とした政治を行うことが宣言されました。それによって、初代天皇である神武天皇が祀られている宮崎神宮が注目を集めたのです。明治時代には、二度の名前の変更と、境内を広げるための整備が行われました。その後、大正時代に宮崎神宮という名前になり、昭和15年に行われた神武天皇の即位後2600年記念の大きな整備で現在の境内になりました。
宮崎神宮の御祭神
神日本磐余彦尊
鸕鷀草葺不合尊
玉依姫命
主なご利益は?
国家安寧・家内安全・家業繁栄・厄災消除・交通安全・良縁祈願・夫婦和合・恋愛成就
神社の見所とパワースポット
手水舎
宮崎神宮は、広大な森に囲まれた荘厳でありながら落ち着いた雰囲気の神社。一ノ鳥居から二ノ鳥居まで続く約2kmの参道は、神武天皇の即位後2,600年の記念事業の際に植えられた梛が美しい並木道です。
二ノ鳥居から三ノ鳥居、三ノ鳥居から神門へと続く参道も木々に覆われ、自然のパワーを感じることができます。神聖な空気に満ちた長い参道は、歩くだけで心を清められるスポットです。また、境内には国の天然記念物に指定されているオオシラフジが。宮崎神宮のオオシラフジは国内で最も大きく、4月には呼び名の通りの白く大きな花が楽しめます。
地図
近くのオススメスポット
食べておきたいグルメ
宮崎生まれの銘菓であるチーズ饅頭を県内の多くの菓子店が取り扱っていて、その味や食感は店ごとに異なる特徴を持っています。
チキン南蛮も宮崎のご当地グルメ。ガッツリ食べて直会(なおらい)したい方はオススメです。