おみくじといえば初詣の時に引くもの。毎年恒例になっている方も少なくないことでしょう。
今回は、人気の初詣スポット「成田山」のおみくじについてです。
成田山新勝寺は千葉の成田市にある真言宗智山派のお寺。川崎大師と呼ばれる平間寺、高尾山の薬王院と並んで、関東三大本山のひとつと言われます。
成田山のおみくじについて
成田山のおみくじは、全部で7段階の吉凶ランクに別れています。
- 大吉
- 吉
- 半吉
- 小吉
- 末吉
- 末小吉
- 凶
おみくじは元三大師みくじといわれる、漢文とその解説がセットになっているものです。お寺で引けるおみくじの多くが使っているスタイルのものになります。
昔からある元三大師みくじの文体をそのまま使っているお寺は非常に読みにくいのですが、成田山新勝寺でいただけるおみくじは解説付き。非常にわかりやすいです。
成田山のおみくじの構成は?
成田山新勝寺でいただけるおみくじの構成は、番号と吉凶ランクにはじまり、右側下側に元三大師みくじに使われる漢文と解説があります。
左側の枠内の最初に漢文から考えられる、運勢の概要について解説があります。
最後に病気や待ち人などの個別案件に関するメッセージが書かれています。書かれている日本語もかなり現代使われているものが多いので読解が難しいことはありません。
初詣はいつまでに行けばいいのか
成田山への初詣は、全国から参拝がある人気のパワースポットです。三が日は難しいとなったときに、初詣は何日までに行けば良いのでしょうか。
HPを確認して見解をみてみると、成田山では一年で最初のお不動さまの日となる1月28日(初不動)を節目としているそう。
初詣の場合には、できれば1月中に参拝するようにしましょう。
成田山のおみくじは当たるの?
成田山に限らず、おみくじを当てるには引く人の心のあり方が非常に大切になります。その心とは、大きく3つ。
- ご本尊様への敬意をもって参拝していること
- 聞きたいことを明確にしていること
- どんなおみくじでも書かれていることを受け取る素直さ
おみくじには家のことから失くした物がみつかるかまで、色々なジャンルのアドバイスが書かれています。すべてについて見てしまいがちですが、聞きたいこととして具体的に思い浮かべたことについて確認する方が良いです。
他の事柄でメッセージが薄まらないように、何について知りたいのかをしっかりと明確にしましょう。
また、成田山のおみくじは下に「おみくじはお持ち帰りになり、願いがかなったのちに、納めにお参りされることが正しい古来の習わしです。」と書かれています。持ち帰って、日頃の生活の合間に自分のあり方について日々確認しておくことが大切です。
まれに耳が痛いメッセージもありますが、後になって笑えるほどになった時、願いは叶っていることでしょう。