神社に参拝した時に、あるいは自宅の神棚にお神酒をお供えした経験がある方は多いことでしょう。
まだ経験がない方も、お神酒について知りたいと思ってきてくださったことと思います。
では、そのお神酒にはどのようなお酒をお供えしたら神様に喜んでもらえるのでしょうか。
今回は、神様にお供えするお酒の種類や銘柄や量についてお伝えします。神社や神棚にお神酒をお供えする時の手助けにしてくださいね。
そもそも、お神酒とは?
お神酒とは、神さまにお供えしたお下がりのお酒のこと。
神さまにお供えし、その力が宿ったお酒が、お神酒になるのです。
どんな種類のお酒を選べばいい?
神様にお供えするお神酒として最も良いのは、純米酒です。
純米酒は、古代からの製法で作られた、お米とお水だけからできたシンプルなお酒。
伊勢神宮でもお供えされているのもこの純米酒。
ただし、神さまにお供えするお酒は純米酒でなければならない、ということもありません。神社によっては、地元で作られたワインやビールをお供えしているところもあるといいます。
大切なのは、神さまに美味しく召し上がっていただけたらいいな、という気持ちを持つことですね。
ご自分が「美味しいな」と思いながら、日常生活で飲んでいるお酒を、神さまにも飲んでいただきたいな、という気持ちを持ってお供えすれば良いのです。
純米酒とは、白米、米こうじ及び水のみを原料として製造した清酒で、香味及び色沢が良好なものに用いることができる名称である。ただし、その白米は、他の特定名称酒と同様、3等以上に格付けた玄米又はこれに相当する玄米を使用し、さらに米こうじの総重量は、白米の総重量に対して15%以上必要である。
引用:Wikipedia
つまり、製造時にアルコールを使っていない、純米酒、特別純米酒、純米吟醸酒、純米大吟醸酒のなかから選べば良いということになります。
旅行先で購入したお酒を自宅の神棚に
だから、旅行先で飲んだ美味しいお酒を、神棚にお祀りしている神さまにお土産として持って帰り、お供えするのはとても素敵なこと。
神様もきっと喜んでくださいますよ。
ただし、自分が飲んでみたかったお酒を、「お下がりでいただこう」と考えながら神さまにお供えすることはやめておいた方が良いですよ。
下心ミエミエですから。
お神酒を神社に奉納するときの作法
お神酒を神社にお供えするときは、酒屋さんなどで「神社に納めます」と伝えて購入します。
初めての奉納でわからないことなどがある場合など、ベテランの店員さんであればお作法を教えてくださいますし、のし紙などもお店で用意してくださいますよ。
一般的には、神社へお神酒を奉納する場合は、同じお酒を2本購入します。
2本のお酒をひもでくくり、のし紙をかけてもらったら、奉納する神社へ。
社務所に神職の方が常駐していない神社もあるので、その場合は事前に連絡したほうが良いでしょう。
社務所に「お酒をお供えしたい」と伝えて奉納します。神社によっては、奉納された2本のうち1本をお神酒として下げ渡してくださるところもあります。
下げ渡していただいたお神酒は大切に持って帰り、神様の力をいただきましょう。
神棚にお神酒を供えるときの作法
神棚にお神酒をお供えするのは、朝一番に行いましょう。
瓶子に入れ、蓋を外してお供えします。
また、お正月とお祀りしている神社の例大祭の日には、必ずお神酒をお供えするようにしましょう。
生活に取り入れる場合には、毎日は難しくても毎月1日と15日にはお神酒をお供えするのがオススメです。
自宅に神棚がまだなく、神社からいただいた御札をお祀りしているのでしたら、カップ酒などでも大丈夫。
大切なのは、神さまに美味しくお酒を召し上がっていただきたい、という気持ちですから。
神棚にお供えしたお神酒は、いつお下げすれば?
朝一番で神棚にお供えしたものは、その日のうちに下げましょう。
せっかくのお神酒が傷んでしまったら、神さまの力が台無しになってしまいます。お神酒は夕方には下げて、晩酌でいただくと良いでしょう。
お酒が飲めない場合はどうする?
下戸でお酒が飲めない。そういう場合は、下げたお神酒をお風呂に入れると良いですよ。
日本酒の醸造メーカーが、日本酒を用いた化粧品を製造・販売しているのをご存じですか?
古来、日本酒を作る杜氏の手は、シミのない、とてもきれいな肌をしていることが知られていました。
その美肌成分が何かを研究した結果、日本酒に含まれるコウジ酸に、メラニンの生成を抑える作用があることが発見されたのです。
お酒が苦手という方は、下げたお神酒をお風呂に入れてみてください。麹の作用にくわえて神様の力で、より肌がきれいになるかもしれませんよ。
まとめ
神さまにお供えするお神酒。
一番良いのは伊勢神宮でも供えられている純米酒ですが、そうでなければならないという決まりはありません。
自分が飲んで「美味しい」と思ったお酒を神さまにも飲んでいただきたいという気持ちでお供えするのであれば、ビールでもワインでもかまわないのです。
大切なのは、神さまに喜んでいただきたいという気持ち。
ぜひ、飲んで美味しいと思ったお酒をお供えして、神さまと良いつながりを持ってくださいね。