家や心の浄化をするときに、水晶やお塩などの道具を使ってお清めするのも良いですが、基本はやっぱりお掃除です。
神社に行ってお祓いをしてもらったり、神棚にお札を置いて守ってもらったりするは古くから効果があります。それでもおうちの中が汚れていたりしたら、その効果はほとんどなくなってしまう可能性もあります。
お寺に行っても、神社に行ってもいつも掃除をしている人がいるのを見かけるでしょう。これは、聖域をしっかりと浄化された状態に保つという意味があるんです。
特に掃き掃除は手軽にできるので非常におすすめです。
神社に行って拝殿でお参りするときに、一礼二拍手一礼などと作法が書かれている横に「祓い給え 清め給え 守り給え 幸え給え」という短い祝詞(のりと)が書かれていることがあります。穢れを祓うための呪文のようなものですが、この「祓い(はらい)」と掃き掃除の「払い」は同じ意味合いを持ち非常に浄化の効果が高いのです。
なぜ玄関の掃き掃除なのか
玄関の掃き掃除をおすすめする理由は、玄関が外からの空気が入ってくるため汚れやすいということがあります。風水でも運気が入ってくる場所などといわれますよね。油断すると砂埃や土、靴に付いた砂利などが給ってしまうので頻繁に掃き掃除するのが良いでしょう。
忙しい方は毎日は難しいかもしれませんが、本気でお掃除しなくても良いのですよ。家を出るときにサッとひと掃きするだけで浄化の効果があります。
玄関以外もハタキとほうきは使える
玄関だけに浄化の効果があるわけではありません。リビングでも書斎でも寝室でも、気付いたときにお掃除をハタキとホウキでお掃除してみましょう。最近は掃除機で済ませてしまう方も増えていますが、綺麗になるにはなりますが、古くからある方法も馬鹿にはできません。
新旧の色々な方法を組み合わせてあげるのが現代版のお掃除だと思います。
ちなみに左側が昔ながらのピンクのはたき、右側が神社でお祓いに使われる大麻(おおぬさ)です。
どう見ても似てますよね。神社でいただくお守りやお祓いのお札などにもこの「大麻」のミニチュア版が入っているとか。(実際に見たことがないので、聞いた話になってしまいますが)
瞑想に入る掃き掃除とは
禅の修業を経験されたことがあるかたは、いたるところに掃除が組み込まれていることに気付くでしょう。心を清らかに保つためにはやはり掃除なのです。
余計なものを掃いてなくすことができるため、いざ座禅をするときに邪念が入りにくいということもあるのかもしれませんね。
一方で家事de瞑想ですから、掃いている最中に瞑想状態に入ってしまおうというのが今回の方法です。
結局のところ、超集中が重要なんです。
おすすめなのは、準備段階として
①普通に掃除を始めて、目立つゴミを取り除く
ここから集中していきます。
②小さなチリを溝や角を凝視して見つける
③掃く
玄関の場合、ごく小さな塵でしたら外に掃きだしてしまえば大丈夫です。②と③を明らかに何も見つからないというところまでやり続けます。
何も変わったところがないように感じるのがこの方法のすごいところ。振り返ってみると掃除をしていたときには「見る」と「掃く」に集中しており、ほかの事を全く考えていなかったことに気付けると思います。
もし、さらに長い時間行いたい場合には、そのまま玄関の外へ行ってみましょう。マンションでも廊下部分で大丈夫です。綺麗になるし、掃除が終わると心がすっきりするしで非常に気持ちが良いですよ。
そのうち、地球全部綺麗にしちゃうかも。