山梨県といえば武田信玄!戦国武将がご祭神の武田神社(山梨県甲府市)

武田神社はどんな神社?

山梨県甲府市に鎮座する武田神社。

甲斐の虎(かいのとら)と呼ばれた有名な戦国武将を御祭神として祀る神社です。

戦上手で、戦国最強と謳われた武田軍団を率いた武将のご利益は、勝負に勝つこと。

自分の弱さに負けずに戦い抜き、勝利を得たいと願う方に、参拝をおすすめしたい神社・・・それが、武田神社です。

武田神社の御祭神

主祭神:武田信玄

武田神社の御祭神は、甲斐の虎と謳われた勇猛果敢な戦国武将・武田信玄公(たけだしんげんこう)です。

信玄公は、甲斐国に根付いた清和源氏の子孫で、1521年(大永元年)に、甲斐国守護・武田信虎公(たけだのぶとら)の嫡男として生まれました。

幼名を太郎、元服して晴信(はるのぶ)と名乗ります。

戦に強い武将として諸国の大名や武将から恐れられた信玄公。

織田信長公(おだのぶなが)と決裂した第15代室町幕府将軍・足利義昭公(あしかがよしあき)から上洛して信長を討ち果たせと依頼されて、京都を目指して進軍を開始しました。

しかし、1573年(元亀4年)、三河国(愛知県東部)で病気が悪化したため、甲府に引き返す途中、53歳で亡くなったのです。

武田神社の御祭神の逸話

子供の頃には、弟・次郎(のちの信繁公(のぶしげ))ばかりを可愛がる父・信虎公に疎まれた信玄公。

1541年(天文10年)に父・信虎を追放して家督を継ぎ、1567年(永禄10年)に実子・義信(よしのぶ)を廃嫡するなど、家族との間には多くの悩み事を抱えていました。

おまけに、頼りにしていた弟・信繁公は、1561年(永禄4年)の第4次川中島の戦いで討ち死にしてしまいます。

信玄公は、信繁公の遺体を抱きかかえ、人目もはばからず号泣しました。

余談ですが、このとき信玄公に仕えていた真田幸隆公(さなだゆきたか)の子がNHKの大河ドラマ「真田丸」で草刈正雄さんが演じていた真田昌幸公(さなだまさゆき)。武田信繁公を敬愛していた真田父子は、のちに昌幸公に生まれた次男に、信繁公の名前をそのままつけました。「真田丸」で堺雅人さんが演じていた、みなさんもご存じの真田信繁公(さなだのぶしげ)、通称「幸村」ですよ。

家庭人としては、信玄公は苦労の絶えない人生だったかもしれません。

しかし、武将としての信玄公の能力は非常に優れたもので、最大のライバル・上杉謙信公(うえすぎけんしんこう)とは、5回に亘って川中島で激突を繰り返し、他国の守護大名や戦国武将から恐れられる存在でした。

京都への上洛途上、遠州の三方ヶ原で激突した徳川家康公(とくがわいえやす)を、あと一歩で討ち果たすところまで追い詰めたほどです。

このとき、命からがら浜松城に逃げ帰った家康公は、生涯その屈辱を忘れないよう、惨めな自分を絵姿に残させたのだとか。

危うく命を奪われるまでに追い詰められながらも、家康公がもっとも尊敬した武将は、信玄公だったと言われています。

信玄公は、多くの武将から恐れられると同時に、素晴らしい武将として慕われていたのでしょうね。

武田神社の歴史について

武田神社は、山梨県民の熱意によって、大正時代に創建された、比較的新しい神社です。

他の武将から恐れられるとともに、敬愛されていた信玄公。

甲斐国の領民やその子孫にとっては、戦国時代が終わり、太平の世の江戸時代になって以降も、信玄公は「我らが尊敬してやまない、愛すべきお館さま」でした。

1988年(明治32年)に、山梨県で信玄公を祭神とする神社を立てようという運動が起きます。

1904年(明治37年)の日露戦争後に、神社に武神・軍神を祀ることが奨励されるようになったことも、戦上手な武将・信玄公を武神として祀る神社を建てる後押しとなりました。

1915年(大正4年)、信玄公に従三位が追贈(死後に官位を賜ること)され、1919年(大正8年)に、信玄公の居館・躑躅ヶ崎館の跡地に武田神社が創建されたのです。

武田神社の見どころとパワースポット

武田神社の境内には、武田家の姫が誕生したときに使ったと言われる、姫の井戸があります。

天然水の御神水が湧き出すパワースポットとしても知られていますから、参拝したらぜひお水をいただいてくださいね。社務所で、武田家家紋入りのペットボトルを購入できますよ。

信玄公の居館の跡地に建てられた武田神社周辺には、武田氏館跡の史跡や歴史館など、信玄公にまつわる展示物もたくさん。参拝したら、ぜひ見学してみてくださいね。

参拝後に、JR甲府駅北口の明治・大正・昭和初期の城下町・甲府を再現した甲州夢小路で、ノスタルジーに浸るのも楽しいですよ。

武田神社へのアクセス

公共交通機関を利用する場合

JR東日本中央本線甲府駅より山梨交通バス武田神社行乗車、バス停武田神社下車、徒歩8分

自動車を利用する場合

中央自動車道甲府昭和IC下車、県道7号経由、約25分

まとめ

山梨県甲府市に鎮座する武田神社。

戦国武将・武田信玄公をご祭神として祀る、信玄公を慕う山梨県民の熱意によって、大正時代に創建された新しい神社です。

武田神社のご利益は、戦上手な信玄公らしい勝負運。

何か大きな勝負に打って出るような時に、ぜひお参りしてみてくださいね。

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