砥鹿神社について
砥鹿神社は愛知県の豊川市にある三河国の一ノ宮。砥鹿神社のご祭神である大己貴命は、東三河の本宮山を「止所(とが)の地」と決め、この場所に神霊をとどめたと伝えられています。
文武天皇の時代に、天皇の病気を治す祈願をおこなうため草鹿砥公宣が煙巌山に派遣されました。公宣はその道中の本宮山で道に迷ってしまいます。しかし、本宮山の神様が老翁の姿で現れ道案内をしてくれたため、無事祈願をおこなうことができたそう。
天皇の病気を治すことができた公宣は、お礼をするために再び老翁の元を訪ねました。この時に老翁が川に流した衣の袖が流れ着いた場所に社殿を建てたのが砥鹿神社の始まりという伝説が残っており、なかなか神様をより感じられるパワースポットの一つになっています。
砥鹿神社は本宮山の山頂の「奥宮」と、麓の「里宮」で構成されている神社です。
山中には神様の座である磐座があり、山麓には古墳群が広がっていることから、山自体をご神体として信仰していたと考えられてきました。長いあいだ朝廷から崇められ、戦国時代には徳川家康から寄進を受けるなど広く信仰された砥鹿神社。江戸時代に入ってからもそれは続き、周辺の藩主たちから篤く信奉されて現在に至ります。
砥鹿神社の御祭神
大己貴命(おおなむちのみこと)
大己貴命は国津神の代表的な神で、国津神の主宰神とされる神様。出雲大社・大神神社のご祭神としても有名で、仏教の大黒様と同一の神様とされます。
ご利益は?
交通安全、厄除守護、家運隆昌
神社の見所とパワースポット
日本一大きなさざれ石
砥鹿神社の見どころの一つが、境内にあるいくつものパワーストーン。砥鹿神社には高さ2.6m、横幅3.4mという日本一大きなさざれ石が祀られています。
この石は開運石・子産石とも呼ばれていて、安産や幸福を祈りながら石に触ることでご利益があるそうです。他にも運気上昇のご利益がある日の出石や健康長寿のご利益がある神亀石
子供の健康や成長にご利益のある背丈石など様々なパワーストーンが揃っています。ぜひ、ひとつひとつの石に触って強力なパワーを感じ取ってみてください。
手水舎
里宮・拝殿
表神門
近くのオススメスポット
本宮山の周辺一帯は県立の自然公園に指定されていて、その南西部にはアウトドアスポットとして人気のくらがり渓谷があります。