夢を叶えたいとか願望実現をしたいと考えて、いろいろなノウハウを学んでも自分だけがなかなか叶わない。何が違うのかなと正しいやり方を学びたいと感じる方がかなりいるように感じます。
このような方々は、やり方はすでに知っているのです。ただ、心の底にある意識が変わっていないために見える状況も変化しないと考える方が自然。本当にちょっとした差なので安心してください。
今回は、このちょっとした差を埋めて、叶えたい夢にしっかりと近づく方法について簡単なトレーニング方法をお伝えします。
何者かになろうとするということは？
夢を叶えたいと考えている人って、どんな人物でしょうか。今一度、落ち着いて想像してみて下さい。
考えてくれましたでしょうか。
希望を持っている人、向上心がある人などという答えがあると思いますが、夢を叶えたいと考えている人の100％すべての人が共通している考え方があるのです。
それが、「夢を叶えていない人」という自己認識です。
他人から見て夢のような生活をしているかどうかではありません。自分で夢を叶えられていないと感じている人ということになります。
今現在の自分ではない何者かになろうとするということは、今はその目標からは離れてしまっているということになりますよね。たとえば、私は男性なのですが、男性になりたいとは生活していて一度も考えたことはありません。当たり前だと思っているからですね。
おもちゃ屋で欲しいおもちゃを目の前にした子供がお財布のお金では足りず、お小遣いで1000円が欲しいと感じても、大人ならたとえそのときお財布を持っていなくても1000円が欲しいと心から望むことはないでしょう。これはその大人にとっての1000円はすぐに何とかできるためです。
つまり、「なりたい」とは不足や不満を感じているということの裏返しなのです。
自分がその夢に近づきつつあるとか、夢が手に入るのは当たり前と思っているならその夢はすぐに実現するでしょう。ただ、願いが叶わないと考えている人は、「なりたい」と目標達成できていない人の思考回路にあるということなのです。
望まず望むを自然に行う方法
夢があるのに夢をもってはダメなの？と混乱するかもしれませんが、安心して下さい。凄く簡単にこの停滞を突破する方法があります。
なりたい自分を考えて、あるちょっとした工夫をすることで状況が簡単に変わることを感じてもらえると思います。
そのコツが、『憧れの人を設定し、その人の思考や言動のマネをする』です。
自分の目標となる人物を決め手、マネできるところから自分のものとすればいいのです。
職人さんが見て覚えろという指導をしたり、技を盗めと表現したりすると思います。これも、先輩のマネをして成長した状態に近づくというノウハウなのです。使う道具、話し方、動き方、働くスタイルなど、先輩と同じようにしてみれば気付いたときには職人になれるということ。これが自然な夢の叶え方なのです。
ある憧れの社長になりたくて目標が決まったとします。このときにまだ会社を持ってなかったとしたら「会社もってないよ」と考えてはいけません。これは、憧れの社長は絶対に考えない望みなので。もしその社長さんだとしたら、同じ状況だとしても、どうやってお金を工面しようかなとか、必要な人材について思いをめぐらしたり、商品を作りこんだりするはずです。そういう方向に力を注ぐのです。
信じられないという方に試して欲しい方法
引き寄せの法則とか、願望実現ノウハウを試したいと思っている方で、まだ上のなりたい人のマネができないという方は、今いる環境で遊び感覚でトレーニングすることも可能です。
トレーニングのやり方は、今ある状況で変われそうな何かのフリをするということ。インスタントな望みなので、本気でなりたいとかではなく、できるかなと好奇心でやってみる軽い感じが良いです。
たとえば、職場で現在は目立たないタイプだったとします。
きっとその状態は居心地がよいのかもしれませんが、練習のためにあえて「仕事バリバリやっている出来る先輩」になってみるのです。仕事ができるできないは関係ないです、できるつもりで十分。飲んでいる飲み物や姿勢、話し方などからマネしてみて。1日もやると、いつもとは違う同僚の反応が見られると思いますよ。
この方法は、私が日頃考え方を教えている女性に試して、感動してくれたものです。その方は、最近お仕事を始めたばかりで研修生バッチが付いていたのですが、お店のオーナーのつもりで接客をしていたそうなのです。
すると、お客さんから「あら、あなたの研修生だったの？」と本当にそのお店を経営している人だと勘違いされたそうです。もう一度「学生上がりで新卒の研修生」だと思うと、高校生くらいの女の子に「頑張ってください」と微笑まれたと。この差が一日で起こせるってすごいですよね。これは、本当に叶えたい夢に近づくための良いトレーニングになると思いますよ。