日々ちょっとしたことにイライラしてしまう。体調によって季節によって敏感になってしまう時期ってありますよね。毎日の仕事の中でたまった疲れのせいで心が乱れてしまったりもします。心に余裕がなくなって人に優しくできない自分に対してさらに腹が立ったりして。大爆発を起こしてしまう前にイライラを感じたら早く手放した方が心も体も楽になります。できるならそうしたい!というあなたにイメージするだけでイライラとサヨナラする方法をご紹介します。
道具はいらない。イメージするだけで効果絶大!
イライラは脳が作り出しています。脳内物質がどうのという難しい話は置いといて脳にこびりついてなかなか離れないイライラをイメージの力で解消してみようという方法です。イメージするのも脳ですから発想の転換方法と考えてみるのも良いでしょう。必要な道具はありませんからお手軽ですし、想像力のたくましい人には効果絶大。気軽にやってみましょう。
イメージ法① キライな人は小さくして食べちゃう
キライな人なんていないという方もいるかもしれませんが、生活の中でちょっと不快な人、苦手な人、あなたをイラつかせる存在って居ますよね。
今回はまとめて「キライな人」とざっくり定義してしまいます。
どんなにキライでも相手に直接気持ちをぶつけられないし、相手を変えるのはなかなか難しくだからこそストレスの種になったりするもの。憎しみのような感情に大きく育ってしまう前に自分の中で消化してしまうイメージ法です。
<実践>
まずキライな人を想像します。ペラペラに薄い紙人形のようなイメージが良いですが写真から相手だけを切り抜いてきてもOK。
軽くてペラペラのその人をくしゃくしゃに丸めます。力を込めてどんどん小さく潰していって錠剤くらいの大きさになったら口の中にポイっと入れて飲みこみます。喉に詰まりそうなら水で流し込みます。胃に入った小さなカタマリはすっかり消化されてしまいます。
イメージ法② 切り離せない怒りのクサリを万能ニッパーでチョキン
腹が立つとなかなか怒りを手放せなくなるときがありますね。
なんとか気持ちを切り替えようと頑張ってみても心のどこかが怒りとつながっていて、わいてくるように腹立ちがぶり返すような状況は誰しも経験します。
繰り返しているうちにいったい何に腹を立て苛立っているかもわからずイライラが続く状態になったら心がSOSを発しています。
そうなる前にあなたと怒りをつないでいるものを切りはなすイメージ法です。
<実践>
あなたと怒りをつないでいるものを想像して下さい。細いヒモや太めのナワという場合もありますが多くの人はかなり強固なクサリでつながれているようです。イメージの世界には何でも切れる万能ニッパーがあります。警察ドラマでドアチェーンを切るような大きなニッパーです。どんなに硬いクサリでも万能ニッパーでチョキン。あなたと怒りをつないでいたものは無くなりました。
イメージ法③ 許せない気持ちをトイレに流しハイパー浄化槽に任せる
イライラの元には人を許せない気持ちもあれば自分自身を許せない状況もありますね。
理不尽な出来事や世の中に憤りを感じて悲しくなることも。許せない気持ちをため込むのは誰にとってもとても苦しいのです。
ため込んだ許せない気持ちを水に流すように手放すイメージ法です。
<実践>
イメージするのは巨大な水洗トイレと超強力な浄化機能がそなわったハイパー浄化槽です。許せない気持ちがわいたら速攻で水洗トイレに流します。レバーを回すと爽快に水が流れてあなたの「許せない」がハイパー浄化槽へ運ばれていきます。あとのことは浄化槽がすべてやってくれます。どんなに大きくかたい感情も超強力な浄化作用でキレイな水に還って海に流れていきます。
イメージ法④ まとわりつくような悩みを着ぐるみだと思って脱ぐ
いま悩んでも答えが出ないことは解っているのに悩んでしまうのが人間です。
いま悩んでも意味が無いならいったん目をそむけたり棚に上げしたり出来たらどれだけ楽か。でも、その作業がなかなか難しくていつも重苦しい何かにまとわりつかれているような気分になります。あなたにまとわりつく悩みを脱ぎ捨て去るためのイメージ法です。
<実践>
いま悩んでも意味が無い悩みがまとわりついてあなたは息苦しい着ぐるみの中に閉じ込められています。
どんな着ぐるみかはお好みで。凶悪な鬼の着ぐるみか可愛いゆるキャラ系なのか悩みの種類のよって変わったりします。さぁ着ぐるみを脱ぎましょう。
なんとあなたの着ている着ぐるみは脱ぎやすいようにファスナーが前についています。ジジジジーっとファスナーを開けて着ぐるみの中から抜け出します。体が軽くなったら新鮮な空気を思い切り吸い込みましょう。
イメージ法⑤ 目の前のイヤなことを丸めて遠くへポイっと投げる
心に余裕がないときはイヤなことがどんどんわいてきます。もはや何にイライラしているのかもわからなくなるような状態です。向き合って考えなければいけないこともあるけれど見つけることが難しいくらい混乱してしまったとき、とりあえず目の前のイヤなことを遠くへ追いやるイメージ法です。
<実践>
あなたの前にはもくもくわいた雲のようにイヤなことが立ちふさがっています。実はこの雲は綿菓子のようにつかめるのです。
簡単にちぎれて丸めることもできます。つかんでちぎって丸めてポイっと投げてしまいましょう。軽く投げているだけなのに、ビルを越え空のかなた地球を飛び出して宇宙に届くくらいに遠くへ飛んでいきます。
ちぎっては投げちぎっては投げているうちに目の前の進む道が見えるようになりますよ。
まとめ
いかがでしたか?実はイメージの力はさまざまなところで使われています。今回ご紹介したものは、トップアスリートが勝つために行うメンタルトレーニングなどでも使用されるイメージングの手法を応用したものになります。
効果は実証済み。すぐに想像できなくても何度か試しているうちにイメージする力がどんどん増していきます。日々の生活の中で取り入れていくとイライラする気持ちを次々と解消できるようになることでしょう。ぜひ、試してみて下さい。
イライラに効果のある物理的な解消法をご紹介した記事もありますので、
あわせて読んでみて下さい。