神棚がおうちにあって、神様の存在に感謝しながら過ごしていらっしゃる方は多いでしょう。
最近になって神棚を作った方という方など、もっとしっかりとした参拝をしたいですよね。
そのために使うといいのが「祝詞」です。言霊の力をつかって、より神様とつながることができるといい神社などでも祝詞は奏上されていますよね。
今回は、神棚専用の祝詞についてお伝えします。
神棚拝詞(神拝詞)について
日々神棚や御神札の前で奏上できる「神棚拝詞」を紹介します。
此の神床に坐す 掛けまくも畏き 天照大御神
産土大神等の大前を拝み奉りて 恐み恐みも白さく
大神等の廣き厚き御恵を 辱み奉り 高き尊き神教のまにまに
直き正しき眞心もちて 誠の道に違ふことなく 負ひ持つ業に勵ましめ給ひ
家門高く 身健に 世のため人のために盡さしめ給へと 恐み恐みも白す
祝詞とは
祝詞は神社において祭典など儀式で神職の方が神様に対して奏上する言葉になります。
神道においては人間が発する声には霊力が宿り、口から出された音によってエネルギーを受け渡しできると考えられています。この現象を「言霊(ことだま・ことたま)」といいます。
祝詞は強い言霊を持っていて、神様に対する正式な言葉としてご祈祷奉仕などで神様に伝えられています。
神棚にお水やお米、お塩などをお供えしますが、これに加えて「言葉の捧げもの」をするという意味があるのです。
身口意と祝詞で神様とつながる
日本には古くから「身口意(しんくい)」という言葉があり
行動
言葉
気持ち
これらすべてを使って捧げものをすることが重要と説かれています。祝詞は神職の方が特別な訓練を受けて奏上していると思われますが、実は決まり事はないのです。どんなかたでも心を込めてお唱えすれば神様とつながることが可能なのです。
神棚に使う神棚拝詞以外にも、夏越大祓や年越大祓の時に唱える「大祓詞(おおはらへことば)」も祝詞になります。
こちらは人々が生む様々な罪や穢れを取り払い日々を清々しく過ごせるようにという意味が込められているのです。神道において祝詞は重要なもの。是非特別な日には自宅で奏上してみましょう。